深海に行くなら必須⁉【最強のダイバーズウオッチ】圧力は指先に馬1頭分⁉水深5000mの世界
水深5000mの世界
水深200mより深い海は深海と呼ばれ、届く太陽光は水深200m時点で海面の0.1%程度となる。水深1000mから先は暗闇の世界が広がっている。ちなみに、水深200~1000mをトワイライトゾーンまたは中深層とも呼び水深1000~4000mを漸深層と呼ぶ。 潜水が得意なクジラとして有名なマッコウクジラは水深2000mから3000mまで潜ることができると言われている。ダイビング中にマッコウクジラに遭遇し、もしうっかり潜水に連れていかれたとしても、時計は無事だ。そこから更に深く潜っていくと水深3800mでタイタニック号が沈む深さになる。ダイビングでタイタニック号を見に行くのなら、この最強ダイバーズが必須になる。(※ダイビングでは行けないことが大前提だが…) さらに、最強ダイバーズウオッチが耐えうる水深5000mとなると、深海帯と呼ばれ、低温(ほぼ氷点下)・極圧という極限の環境。光はもちろん、まったく届かない。 一般的なダイビングでは56mが限界ラインとされていると述べたが、テクニカルダイビングでは100m以上の深さまで可能とされており、過去の最高記録は332.35m。潜降が14分、浮上には13時間以上かけたダイビングで、使ったタンクはなんと93本(サポートダイバー分も含め)だったという。 こう考えると、水深5000mは本当に、本当に深い海の中なのだと感じる。
オーバースペックでもOK!ダイバーズウオッチはとりあえずかっこいい!
今回は最強のダイバーズウオッチがどれほど最強なのか?を考察してきた。奥が(底が?)深すぎる海の世界、深度5000mは私たちにとっては少し縁遠い話かもしれない。 5000m防水性能が日常生活において必要かと問われると、実際のところまったく必要はない。しかし、500気圧防水なんて聞くと“え、すごい!”と単純に興味を引かれるし、“水深5000mってどのくらいの水圧なの?”とか疑問もわいてくる。時計好きの冒険心をくすぐるのにうってつけのスペックではないだろうか。 ハイスペックダイバーズウオッチで、深海の世界を想像してみるのも楽しいかもしれない。
文◎トレンドライター ゆい