綿貫陽介、全米OP準優勝者の世界7位フリッツにストレートで敗れる。16強入りならず[上海マスターズ]【テニス】
綿貫陽介、自身初のATPマスターズ1000で4回戦進出ならず
10月8日、「ロレックス上海マスターズ」(中国・上海/ATPマスターズ1000)シングルス3回戦が行われ、予選から快進撃を見せていた綿貫陽介(SBCメディカルグループ/世界ランク336位)は、第7シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/同7位)に3-6、4-6で敗れ、ベスト16入りとはならなかった。 【動画】綿貫陽介が1回戦で魅せた相手も諦める完璧ロブショット 今大会は予選から出場して2試合を勝ち抜いて本戦入りを果たした26歳の綿貫。1回戦でパベル・コトフ(同56位)を3時間7分の死闘の末に6-7(6)、6-4、7-5と逆転勝ちすると、2回戦では第32シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ/同35位)を破った。 2回戦後には、「この半年間、膝の怪我でプレーできない状況が続いていて悔しい思いをしていた。去年もマスターズ2回戦を勝つことができなかった。少しでも自分がいた場所に戻りたいという気持ちが強かった」と口に。自身初となるATPマスターズ1000レベルでの3回戦進出を果たしている。 そして、この日は昨年大会でも対戦し6-7(2)、7-6(6)、4-6の接戦を演じている全米オープン準優勝者のフリッツと対戦。第1セットでは第4ゲームでリードを許してしまった綿貫。挽回したいところだったが、精度の高いサーブに加えて、ミスのないフリッツからブレークすることができずに3-6でセットを失う。 第2セット、攻撃的なフォアハンドを生かして綿貫は先にチャンスを作る。しかし、フリッツの好サーブに阻まれてブレークできない。第5ゲームを落とした直後の第6ゲームではこの試合初めてのブレークに成功するも、疲れからかミスも早くなった。第7ゲームで再びリードを許して、そのままストレートで敗れた。 安定したプレーを披露して勝利したフリッツは、4回戦で第12シードのホルガー・ルーネ(デンマーク/同14位)と第33シードのイジー・レヘチカ(チェコ/同34位)の勝者と対戦する。
Tennis Classic 編集部