「なんて俺は不幸なんだろう」と嘆いた40代無職独身男性が4児の父になるまで~「45歳で交際0日婚」「54歳で第4子誕生」を経験した激動の10年~
後藤さん夫妻が3人目、4人目と子どもをもうけた背景には、周囲の温かい環境に恵まれたことが大きい。また、職場と家は距離も近く、大きな組織では難しい状況でも自営業なら時間の融通もききやすい。 ■30代なら無理だった 「逆に30~40代だったら無理でした。朝から晩まで会社員としてバリバリ働いていたし、なかなか子どもを作れていなかったかもしれない。子どももひとりかふたりで精一杯だろうし、仕事との両立は難しかったと思います。私にとっては今がベストタイミングです」
とはいえ、4歳から10歳までの4人の子どもを育てるのは、何歳であっても大変であることには違いない。 後編『48歳で第1子、今や「4児の父」になった男性の日常』では、塾講師業と4人の子どもの幼稚園や習い事への送り迎え、家事をどう夫婦で分担しているのか、分刻みのスケジュールなどを紹介する。
宇乃 さや香 :フリーライター