今季でFC東京指揮官退任のクラモフスキーがマレーシア代表の監督に就任 チームは2027年アジア杯に向けて始動へ
今シーズンは7位フィニッシュ
マレーシアサッカー協会は16日、今季までFC東京を率いたピーター・クラモフスキー氏が同国代表監督に就任したと発表した。 オーストラリア出身のクラモフスキー氏はこれまでオーストラリア代表や横浜F・マリノスでアンジェ・ポステコグルー監督(現在トッテナム指揮官)のアシスタントコーチを務め、2020年に清水エスパルス、2021年にモンテディオ山形の監督に就任。昨年の2023年6月にアルベル・プッチ・オルトネダ前監督の後任としてFC東京の監督に就任した。2年目となった今シーズンは15勝9分14敗勝ち点54という成績で7位フィニッシュ。タイトル獲得という目標に及ばず、先月に今季限りの退任を発表した。 マレーシア代表は現在FIFAランク132位。今回のワールドカップ2次予選ではオマーン、キルギス、台湾と同組で2位のキルギスと勝ち点1差で3位となり、最終予選進出は逃すも2027年のアジアカップ3次予選に進出。 クラモフスキー氏は来年3月から始まる同予選から指揮を執る見込みだという。 マレーシアサッカー協会は公式サイトにて、「彼がマレーシアに来たのは、選手たちが最高の指導を受けられるように、また国際レベルの試合で活躍できるように彼らの技術や能力を向上させるために、安定したコーチングスタッフを提供するため」と就任経緯を説明。2027年のアジアカップの出場権を獲得すること、さらにFIFAランキングで100位以内に入ることが主な使命と明記した。
構成/ザ・ワールド編集部