自転車ヘルメット着用「努力義務」への意識も? 安全基準“不適合”消費者庁が3社に措置命令
自転車利用中死亡での損傷部位、最多は「頭部」
警察庁によると、自転車に乗っていた際に死亡した人のうち、損傷した主な部位は「頭部」が53.9%で最多。次いで「その他」(顔や腹部など)が19.1%だ。着用状況別でもヘルメットを着用していた際の致死率は0.31%、非着用時の致死率は0.57%と約1.9倍も異なる結果だったという。 ヘルメットという道具は、万が一の際に自らの命を守ってくれる存在だ。しかし、「努力義務だから」などの理由で着用率が上がらないのも事実。どうすれば着用率を上げ、将来あるかもしれない「義務化」に備えることができるのか。身近な存在である自転車をめぐる議論は深まるのだろうか。 小林英介 1996年北海道滝川市生まれ、札幌市在住。ライター・記者。北海道を中心として、社会問題や企業・団体等の不祥事、交通問題、ビジネスなどについて取材。酒と阪神タイガースをこよなく愛している。
小林英介