OECD鉄鋼委が会合 過剰生産能力に危機感 非加盟国での増加確認
経済協力開発機構(OECD)の鉄鋼委員会は12―13日、パリで第96回会合を開き、鉄鋼貿易などについて意見交換した。拡大する世界の過剰生産能力に危機感を強め、2027年までの3年間で1億4600万トンの新たな能力追加の見通しを共有した。特に非加盟の途上国で能力が拡大、中国の国有企業など補助金と能力拡大の関連性などを確認した。脱炭素関連の関心の高まりを受け、水素の活用に関する状況を報告し、今後はグリーン・スチールに関して調査する方向だ。