田中碧は冬の市場で移籍すべきじゃない 名門リーズを昇格させて来季悲願のプレミアリーグへ
【自動昇格できるのはリーグ上位2チーム】 遠藤航がリバプールに、冨安健洋はアーセナルに所属している。両クラブも老舗ブランドであることに疑いの余地はなく、そこで日本人選手がプレーするなど、イングランドサッカーを50年以上も追い続ける筆者にとっては隔世の感がある。 12月14日現在、12勝6分3敗のリーズはシェフィールド・ユナイテッドに次ぐ2位。37得点はチャンピオンシップ最多であり、15失点はバーンリー、シェフィールド・Uに続く3番手だ。リーズは攻守のバランスもすばらしく、自動昇格圏内をキープしている。その中心に君臨するのが『AO TANAKA』だ。 あえて繰り返す。来年1月の市場で移籍すべきではない。名門復活の担い手として、リーズとともにプレミアリーグへ──。 胸もときめく大団円だ。
粕谷秀樹●取材・文 text by Kasuya Hideki