鈴木福×アルピー酒井健太が明かす“人生の処世術”“起業に対する価値観”
――最近は、芸能界でも起業される方、副業をしている方が多いと思いますが、お2人は“起業”を考えたことはありますか? 鈴木「僕は結構あります。“こういう事業があったら面白い”とか、将来的な話ではありますが。YouTubeでも、起業家の方のお話を聞く企画をやらせていただいていて、実はそこで、#3で登場する秋元さんとお会いしたんですけど、起業家の方のお話って、とても面白いんですよ。情報番組でも、大企業の社長さんに取材する企画をやっていますが、こんなに大きい会社のトップ、大変だろうけど楽しいだろうなとか、突き進む人たちを見て“カッコいいな!”と、いい影響をいただいています」 酒井「新たな鈴木福が生まれてしまうかも。やばいフェーズに入ってしまう可能性はあります(笑)」 鈴木「大学の友人でも、起業を考えている、もうすでにだいぶ売り上げてる人がいます。大小問わずですが、そういう友人の話を聞いていても面白いです」 ――酒井さんはお子様が2人いらっしゃいますが、今後の人生で“起業”を考えることはありそうですか? 酒井「そうですね。以前は、お店経営? もつ焼き屋さんやろうかなと考えたこともありましたが、子どもはこれからお金がかかりますし、いまはなかなか。例えば、子育てが一段落したらゆっくり考えようかなと。まぁでも、経営とか向いてないとは思いますけど(笑)。どちらかというと、動ける後輩を支えるみたいな方が向いてるかなぁ」 ――酒井さんはお子様が生まれて、お金に対する価値観は変わりましたか? 酒井「30歳ぐらいでお笑いだけで食べられるようになり、やっと自分が好きなものが買えるようになって…というところまで来たんですけど、実は最近、マンションを買って、35年という地獄のローンが始まりまして(笑)。75歳まで地獄…今まであんなに楽しかったのに(笑)。そういうことを考えていくとお金の捉え方って難しいなぁと」 ――鈴木さんはいかがでしょう? 鈴木「僕は、お金って夢を叶えるのにすごく必要だなと感じます。働いていると、良くも悪くもお金が自分の評価材料になってしまう。ただ、絶対的にプラスの方がいいものではあるなというのが正直なところです。今後家庭を持つとしたら、いま僕が漠然と思ってるよりも、もっともっと大変な場面が増えてくると思うので」 ――いまは“サードプレイス(自宅、学校、職場とは別に存在する居心地のいい居場所)”を持つことで、フレッシュな考え方で仕事や自分に向き合えるという現象も生まれています。お2人は、そういう場所をお持ちですか? 酒井「僕はずっとサッカーをやっているんですけど、その仲間や同じマンションの住人の方と一緒にプレーするのが楽しくて。サードプレイスになっているかもしれません」 ――異分野の方と交流することでメリットも? 酒井「それはあります。この間、近所にあるゲームセンターのクレーンゲームの設定が甘くなったという情報を聞いたんですよ!(笑) これはいい情報をもらった! 有益な情報だと(笑)。でも異分野の方といると、たしかに芸人の後輩といたら聞けないような話は聞けますよね。世間話とか」 鈴木「僕は自宅以外で言うと、芸能界の仕事と大学に重きを置いているので、どちらもメインでサードではありませんが、やはり大学では起業の話をすることもありますし、大きな刺激をもらっています。あとは、俳優、情報番組、バラエティーといろいろな場所に身を置くことで情報を得る機会も多く、メリットになるのかなとは思います」