犬も「ひとりになりたい」と思っている?犬にも「ひとり時間」が必要な理由
"ひとり時間”があると……
●本当の意味での絆が生まれる お互いが安心して別々の時間をもてるのは、「必ず帰ってくる」という絶対的な信頼感があるからこそ。じつは愛犬と深い絆をつくるひとつの方法が、ひとり時間をつくることなのです。 ●吠え問題が少なくなる 愛犬と飼い主さんが離れる時間をもつ習慣があると、愛犬は「今は飼い主さんと別々に過ごす時間」ということがわかるように。飼い主さんへの無駄な要求吠えなどが少なくなります。 ●留守番が得意になる 日常的にひとり時間があると、待っていれば必ず飼い主さんが戻ってくることを学習して知っているので、安心して待てます。留守番中のひとり遊びなども不安なく楽しめるように。 ●自分で考える力がつく 愛犬はひとり時間にさまざまなことを考えたり試行錯誤したりします。その結果、自分で考えて解決する力などがどんどん養われ、それが自信につながり、自立したおとな犬になれます。 ●災害時なども愛犬の健康を守れる ひとり時間に慣れていれば、災害時、避難所にいっしょに入れないときでも知人などに預けやすくなります。また、ストレスが少なく過ごすことができるため、健康も守りやすいです。 「愛犬をひとりにすると嫌われるのでは?」と思う方もいますが、ひとり時間はお互いの信頼関係が構築されている証し。愛犬との関係性をよくするためには絶対に必要なことなんですね。 お話を伺った先生/英国APDT認定ペットドッグトレーナー。獣医師。藤本聖香先生 参考/「いぬのきもち」2024年11月号『おとなの犬のひとり時間のススメ』 イラスト/めんたまんた 文/いぬのきもち編集室
いぬのきもちWeb編集室