戻りを試す日本株市場で「株価復元力」に期待大の3銘柄
全体相場の戻りに先駆ける形で株価の復元が期待できそうな3銘柄を探してみた(写真:ブルームバーグ)
8月8日の米国株市場でダウ平均株価が前日比683ドル高と反発したのを好感し、9日の東京株式市場は買い優勢のスタートとなり、日経平均株価は一時、同800円を超える上昇となる場面もあった。ただ、3連休を控えていることもあり、後場に入ると利益確定の売りが出て上昇幅を縮小。日経平均の終値は同193円高の3万5025円と反発した。 来週(13~16日)は日本企業の2024年4~6月期の決算発表が一巡することから、市場の関心がアメリカの重要経済指標である消費者物価指数(14日)、小売売上高(15日)に移りそうだ。その内容が景気悪化懸念を緩和させ、ソフトランディングを期待させるものとなれば、日本株にもプラスに作用しそうだ。 依然として為替相場の変動に株価が大きく左右される懸念は残るが、日経平均は戻りを試す動きが予想される。来週の日経平均の想定レンジは3万4500~3万6500円とする。
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冨田 康夫