考察『光る君へ』30話 晴明(ユースケ・サンタマリア)「いま、あなたさまの御心に浮かんでいる人に会いに行かれませ」道長(柄本佑)動いた、ついに来るか「いづれの御時にか」!
ついに来る「いづれの御時にか」
賢子原稿放火事件。貴族の娘なら乳母がいて世話をするから、昭和から平成初期の親子ドラマのように「お母さんは仕事ばっかり! ちっとも構ってくれない!」と娘が母を糾弾する展開はないだろうと思っていたのだけれど、賢子の乳母は29話で困窮を恐れ、逃げ出してしまったのだった。あの乳母逃亡はここに繋がるのか。 いと(信川清順)がいてくれるけれど、賢子にとって、彼女は乳母とも母・まひろとも、ちょっと違う存在なのかもしれない。 そして! 晴明の助言に従い、道長が家に直接きちゃった! 目立たないよう、ちゃんと地味めの装束で身をやつして。ソウルメイト──秘密の関係男女の再会……! 次回予告。 道長と賢子ご対面。惟規の毒舌が止まらない。道長と倫子、夫婦の亀裂が中宮様に気づかれちゃったじゃないの……和泉式部「黒髪の」……!和歌ファン来週も大歓喜。待って待って。実資様、女性と御簾に入りながら「忙しい」とは? まひろと道長が共に直秀(毎熊克哉)を思い出す……ついに、ついに来る。「いづれの御時にか」!!! 予告を見たこの瞬間、日本全国で叫んだ源氏物語ファンは多いと信じてる! 31話が本当に本当に楽しみですね。 ******************* NHK大河ドラマ『光る君へ』 脚本:大石静 制作統括:内田ゆき、松園武大 演出:中島由貴、佐々木善春、中泉慧、黛りんたろう 出演:吉高由里子、柄本佑、黒木華、吉田羊、ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之介、岸谷五朗 他 プロデューサー:大越大士 音楽:冬野ユミ 語り:伊東敏恵アナウンサー *このレビューは、ドラマの設定(掲載時点の最新話まで)をもとに記述しています。 *******************
文・ぬえ イラスト・南天 編集・アライユキコ
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