プログラミング教育で協定 渋谷区らが会見(全文1)ITキッズの輩出目指す
東京急行電鉄と渋谷区に本社を置くIT企業4社(サイバーエージェント、ディー・エヌ・エー、GMOインターネット、ミクシィ)は17日午後、記者会見を開き、同区教育委員会と「プログラミング教育事業に関する協定」を締結したと発表した。 【動画】プログラミング教育事業で協定締結 東急電鉄と渋谷のIT企業が区教委と(2019年6月17日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「プログラミング教育事業で協定締結 東急電鉄と渋谷のIT企業が区教委と(2019年6月17日)」に対応しております。 ◇ ◇
記者会見の流れの説明
司会:それでは本日の流れについて、簡単にご説明をさせていただきます。まず東急電鉄、石川より本プロジェクトについての概要をご説明させていただきます。そののち、本日協定を締結いたしました6者、各代表者さまと渋谷区長谷部区長よりごあいさつをいただきます。そののち質疑応答の時間を設けさせていただき、最後にフォトセッションを行います。4時45分、16時45分の終了を予定しております。 なお、大変申し訳ございませんが、本日登壇いたします、渋谷区長、教育長、各社代表者さまにつきましては、お時間の関係でフォトセッション後に失礼をさせていただきます。あらかじめご了承いただけますと幸いでございます。本会終了後の個別のご質問につきましては、各社担当者にて対応させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それではまず初めに、東急急行電鉄株式会社、沿線生活創造事業部、課長代理の石川あゆみより本プロジェクトの概要説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
プロジェクトの概要
石川:皆さま、本日は記者発表会にお越しいただき、誠にありがとうございます。私、本プロジェクトを担当しております、東急電鉄の石川あゆみと申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。本日、渋谷区教育委員会、サイバーエージェント、ディー・エヌ・エー、GMOインターネット、ミクシィ、および弊社東急電鉄の6者にて、プログラミング教育事業に関する協定を締結いたしました。今後、推進してまいります、「Kids VALLEY、未来の学びプロジェクト」について概要のご説明をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 初めに、このプロジェクトを一言で申し上げますと渋谷から日本の未来を育てるプロジェクトでございます。渋谷は今、ビットバレーの再興とも呼ばれ、世界に名だたるIT企業の集積地となっています。そんな渋谷から日本の未来となる世界で活躍するITキッズたちの輩出を目指して、プロジェクトを進めてまいります。 取り組みの背景でございます。皆さまご存じのとおり、AIなどIT技術の進化により、今後、社会に必要されるスキルが変化するといわれ、現時点でまた将来的にもIT人材の不足が深刻化している状況でございます。IT人材育成は急務でございまして、次世代教育としまして、来年度2020年度より小学校、21年度より中学校にて、プログラミング教育の必修化が始まります。しかしながら、必修化を前に実際の教育現場では指導員の不足や授業時間数の確保、指導方法や教材に至るまで課題が山積している状況です。 そういった社会背景の下、今般のプロジェクトは豊かなまちづくりを進める弊社、東急電鉄からICT教育システム渋谷区モデルとして、区立の小学校、中学校の全生徒にタブレットを配布するなど、積極的にICT教育に取り組まれている渋谷区教育委員会さま、IT教育を推進され、ビットバレープロジェクトとして今年は渋谷のみならず、日本全体の物づくりの底上げにつながる活動を目指し進められているIT各社さま、皆さまにお声掛けをしまして今回の検討が始まりました。 行政や学校だけでもできない、民間、各社ばらばらでもできない。渋谷にある最高の環境とリソースを集めて日本の未来をつくっていきましょうということで、思いを1つに検討を進めております。教育委員会の勧める渋谷区モデルに関する詳細につきましては、お手元の配付資料をご覧いただければと思います。