歩きスマホの転倒リスク増大、歩行リズムが気づかぬうちに変化 京大が解明
野村教授は、神経疾患の歩行障害による転倒では歩行周期の関係性が失われることから、経験則として今回の結果を重ね合わせ、「ゲームをしながらの歩きスマホは転倒リスクを上昇させる」と結論づけた。そして、「今回は、経験的エビデンスに基づいて評価したが、論理的に『歩きスマホゲームは歩行時に転倒リスクを上げる』といえるように、より詳しく調べていきたい」とした。
研究は日本学術振興会の科学研究助成費の助成を受け、ノースカロライナ州立大学などと行った。成果は「サイエンティフィックリポーツ」の電子版に7月16日に掲載され、同19日に京都大学が発表した。