神奈川県・黒岩知事が定例会見5月12日(全文2)罰則も含めた規定がないと
足元の医療体制の逼迫度は?
日本経済新聞:足元の医療体制についてなんですけども、神奈川モデルもたぶん拡大のお話があったと思います。足元で感染者数も減っていってますが、今後はまた増える可能性もあると思いますけれども、足元の医療体制について、今、余裕度というか逼迫度というか、少しは緩和されている状況なんでしょうか。その辺りをお願いします。 黒岩:これ、重点医療機関、どれぐらい今確保しているかということですよね。先日、1082床とお答えいたしました。また、今回拡大した分、先ほど申し上げました、これを合わせるとだいたい1200床程度になります。そんな中で昨日、5月11日時点で、実際にその1200の中で稼働して、すぐ受け入れが可能な状態になっている重点医療機関の病床数は241床でありまして、入院患者は94人であります。病床の利用率で見ますと、稼働病床241床をベースとする利用率といいますと39%になります。 一方、確保のめどが立っている病床というのが1200あります。それは、確保のめどというのはどういう意味かというと、今はほかの患者さんが入院されてるわけですけども、いざというときにはその患者さんにも移動していただくということがもうお約束されているという、そういう病床ですね。確保のめどが立っている1200からすれば、利用率は約8%となります。ですからそういう意味で逼迫しているという状況ではないと言えると思いますね。
協力金申請はどれくらい集まっているのか
日本経済新聞:また別件になるんですけれども、第1の協力金の申請も始まって、集まっていると思います。今どのくらい集まっていて、このペースで足りるのかどうか、その辺りについてお願いします。 黒岩:今は、ちょっと出してください。4月24日の金曜日から受け付けを開始して、5月10日までの申請件数は郵送と電子申請分を合わせて約1万8000件になっております。最初に受け付けた申請書のうち、書類の不備がないものについてはすでに事務処理の上、4月30日から順次、指定の口座にも振り込まれているところでありますね。もともと8万件ぐらいを想定してわれわれは準備していましたから、まだ1万8000件でありましたから、まだ余裕はあるかなという感じですね。 日本経済新聞:分かりました。ありがとうございました。幹事社からは以上です。各社さん、お願いします。