神奈川県・黒岩知事が定例会見5月12日(全文2)罰則も含めた規定がないと
神奈川県の黒岩祐治知事は12日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「神奈川県知事『県PCR検査場は5月中で17カ所に』(2020年5月12日)」に対応しております。 【動画】神奈川県知事「県PCR検査場は5月中で17カ所に」 ◇ ◇
加藤厚労相の誤解発言をどう受け止める?
NHK:続いて、先日、加藤厚生労働大臣が、受診の目安で37.5度が4日続くというのは、あくまで目安としているということで、一部そこで誤解があったんではないかという発言がちょっと議論を呼んでいますけど、この加藤厚労大臣の誤解発言についてはどのように受け止めていらっしゃるんですか。 黒岩:大臣が誤解だったとおっしゃったんだったら、われわれが誤解していたのかもしれないですけどもね。しかし37度5分が4日以上続くという条件で、やっぱりわれわれはPCR検査というものを実行してるんだっていうふうに受け止めていましたから。そのことによって、なかなかPCR検査を受けられないというご不満の声も確かにあったことはありましたよね。 でもわれわれはこの前も示しましたけども、PCR検査の体制っていうのをかなり拡充している最中でありますから、加藤大臣が新しい、新しいかどうかは分からないけど、その方針をしっかり示されたことで、そういった皆さんのご希望には応えられるように体制の整備を急いでいきたいというふうに思っています。
小児版の神奈川モデルを整備した意義は?
毎日新聞:幹事社、毎日新聞の木下と申します。私から2点、ご質問をさせてください。今日の発表項目の【4 00:26:35】の小児コロナの受入医療機関と、保護者がコロナで入院などされた際に子供を受け入れる専用の児童福祉施設の設置。これから、今まで知事も小児版の神奈川モデルとおっしゃっていましたが、あらためてこの体制を整備した意義についてお伺いしたいと思います。 黒岩:われわれは基本的なベースとしても、神奈川モデルっていうのを提示してそれを運用しております。そのことによって、最近いろんなところで医療体制が逼迫しているという、そういうニュースもありますけれども、なんで逼迫するかといったらば、要するに神奈川モデルを運用する前はどういう体制だったかというと、患者さんが発生するとあちこちの病院に受け入れていただくといったこと、分散型ですよね。そうやっていると一気に医療は逼迫していくぞという、われわれは危機感を持ったわけですね。しかも院内感染の確率が非常に高くなりますよね。いろんなところにいきますから。 ですから、それを集中させるという、集中と選択という、この思想の下にやったのが神奈川県のモデルですね。このことによって医療は今、逼迫していないんです、神奈川県の場合。その中で、だからこそ、今まだ起きてないかもしれないけど、いろんな応用編といいますか、それを実践しているところですね。まずは精神科の患者さんの重症の患者さんがコロナにかかった場合にどう対応するかという精神科コロナといったことは、先日ご紹介したところであります。 その中で小さなお子さんがコロナにかかったときどうするかっていうことですね。小さなお子さんがコロナ陽性になったときに、じゃあご両親はどうやって見ればいいんだろうっていうことですね。やっぱり小さなお子さんっていうのは、スキンシップといったことっていうのは避けられないですからね。そのときどうするのか、たぶん大変お困りになると思いますので、そのときにはさっとこの医療機関のほうに、小児のコロナ受入医療機関、これにご案内できるシステムを作った、こういうことですね。