U-23日本代表、U-23イスラエル戦予想スタメン全選手紹介。大幅ターンオーバーも【パリ五輪】
MF:山本理仁 生年月日:2001年12月12日(22歳) 所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー) 23/24リーグ戦成績:33試合0得点 山本理仁は今大会ここまで2試合続けてスタメン起用されている。イエローカードをまだ1枚も受けておらず、中盤でパスを散らせる能力の高さから、イスラエル戦でも先発に名を連ねると見られる。 加えて、山本は今大会すでに2得点を挙げており、27日のU-23マリ代表戦では決勝点を記録した。プレースキッカーを任されるほど正確なキック精度は、今やパスだけにとどまらず様々な難局を打開する重要な武器だ。 さらに山本は、今大会を通じて守備面でも輝きを放っている。データサイト『FotMob』によれば、マリ戦でインターセプト2回、24日に行われたU-23パラグアイ代表との一戦ではタックル成功率「100%」を記録した。イスラエルとの試合でも攻守において期待がかかる。
MF:荒木遼太郎 生年月日:002年1月29日(22歳) 所属クラブ:FC東京 2024リーグ戦成績:15試合6得点 大会前にはコンディション不良が伝えられていた荒木遼太郎は、24日のU-23パラグアイ代表戦に途中出場、27日のU-23マリ代表戦にスタメン起用されており、現在の状態に不安はないものと思われる。 しかしマリとの一戦では思うようなプレーができず、自身が供給するパスがズレるなどのミスが目立った。それでもパラグアイ戦ではセットプレーから藤尾翔太のゴールをアシストしており、本来のキック制度は誰もが認めるところである。 そして荒木が高いクオリティを備えているアタッカーであることは、FC東京のファン・サポーターもよく知っているだろう。MFながら現在チーム内得点王に位置するのは、他ならぬ荒木である。本来の実力を発揮できれば、相手がどのチームだろうと違いを作れるはずだ。
FW:山田楓喜 生年月日:2001年7月10日(23歳) 所属クラブ:東京ヴェルディ 2024リーグ戦成績:13試合3得点 戦い方のイメージを共有できれば、さらなる活躍を期待できる山田楓喜。27日のU-23マリ代表戦では、裏抜けを狙うのか足元でボールを受けたいのか、周囲の選手と噛み合わないシーンが見受けられた。 データサイト『Sofascore』のヒートマップを参照すると、山田の得意とするのはバイタルエリア周辺よりももっとハーフウェーライン寄りのアタッキングサード付近である。このチームではAFC U-23アジアカップ カタール2024期間を含めて右のウイングで起用されているが、山田と他の選手の関係性がさらに向上すると、お互いの良さをより引き出せるはずだ。 とはいえ、山田の左足から繰り出される精度の高い長短のパスは、どこからでも相手の脅威となり得るだろう。チーム屈指のレフティーに期待がかかる。