大会で吹き飛んだ「脚が太い自信」 デカい下半身を追求する筋肉女子、負けを知ってなおコンテストに挑む理由【ブラマジ田中(前編)】
筋トレ後ショットやユーモアあふれる動画投稿が人気のブラマジ田中さん。今どきの筋トレインフルエンサーというだけでなく、2022年からボディコンテストに出場する競技者としての顔も持っている。 【インタビュー動画】「筋トレは人生180度変えるよ!」ブラマジ田中、2024年は世界を狙う? 今年は初戦となる「第1回千葉県ウエルネス・オープン大会」(7月7日開催)でウェルネスカテゴリー(ヒップや太ももなど下半身の筋量に重きをおいた部門)のオーバーオール優勝を獲得。シーズン好スタートを切った。次に控えるは7月16日の「マッスルゲート東京スポルテック大会」と同月18日の「SPORTEC CUP2024」だ。大会前のブラマジさんに現在の心境や、ここに至るまでの歩みを聞いた。
――大会当日まで残りわずかですが、どのように過ごしていますか。 「とにかく毎日自分に甘えないことを大事にしています。去年も一昨年も甘えてしまって絞りが足りないところがあったので、甘えを断って減量期を走り切ることがひとつの目標です。カロリーを減らしすぎずに有酸素運動を入れて、あとはちゃんとトレーニングをがんばるっていう感じです」 ――コンテストに挑戦するようになったのは2022年からですよね。 「はい。今年で大会は3年目になります。出るならカテゴリーはウェルネスだと思っていて、ウェルネスじゃなかったら大会に出なくていいかなって思うレベルでこのカテゴリーが好きです」 ――好きなポイントはどういったところですか。 「他のカテゴリーよりも下半身の筋量が求められるのはもちろん、猛者揃いなところが燃えてきます。FWJ(Fitness World Japan)の大会で2022年から2回、地元の愛知の大会に出場して優勝はできなかったんですけど、強い選手とたくさん並ぶことができました。自信はつかなかったですけど、上を目指すモチベーションが湧いてくるのがいいですよね」
――高い壁だからこそ、挑みたくなるということですね。 「はい。ウェルネスに出るまでは『私、脚太いな』って自信があったんですけど、それが一気に打ち砕かれました。ステージに立った全員が自分より大きい感じだったので『とにかく脚トレが足りない』って思いましたね。みなさんは私より筋トレ歴も長いと思うので、簡単に比べられるものではないかもしれないですけど、ウェルネスに出ているみなさんに聞くと脚トレを週3回していたりするので、まだまだ筋トレの頻度とボリュームが足りないなと感じました」 ――大会で負けると落ち込んだりはしませんか。 「正直、1回ちょっともう無理かなって思ったんですよ。『勝てないから大会出るのやめようかな』っていう気持ちもあったんですけど、『誰かと比べるより、去年の自分より強くなっていればいい』って考えるようになってから気持ちが楽になりました。大会で優勝したい気持ちはもちろんありますけど、今は過去の自分を超えるためにがんばっている感じです。そこが筋トレの本質というか、魅力ですよね」