「代打の1番手」と巨人・阿部監督 22歳のホープをCS切り札に指名「いいところで使いたくなっちゃう」
「フェニックス・リーグ、斗山0-4巨人」(8日、ひなたひむかスタジアム) 巨人の中山礼都内野手(22)が八回、右翼スタンドに豪快な本塁打を放った。視察に訪れた阿部慎之助監督(45)は「ずっと調子がいいから、これを維持してほしい」と願った上で、16日に開幕するCSファイナルSに向け「代打の1番手で、いいところで使いたくなっちゃう」と期待した。 【写真】腰の違和感で途中交代した浅野 スイングの際に顔をしかめる様子が 中山は八回、1-1から内角の直球をフルスイング。ライナー性の打球は右翼後方の防球ネットに突き刺さった。 「状態は悪くない。自分のやるべきことをしっかり果たせるように頑張ります」 9月7日のDeNA戦では土壇場の九回、2死一、二塁の場面で代打で登場。貴重な同点打を放ち、延長十二回のサヨナラ勝利に繋げた。優勝決定後の2試合では、7打数5安打など終盤での活躍が光った22歳。阿部監督も「やっぱり1軍での成功体験っていうのが大きいんじゃないかな」と頷き、「その積み重ねがどんどん自信になっていくだろうしね。最後、結局2割8分か9分くらいまでね…打席が少ない中、頑張って数字が残ったからね」と評価。短気決戦で切り札として期待される。