【気象解説】警報級大雪のおそれ…「不要不急の外出控えて」 これからピークに
日テレNEWS NNN
“今シーズン最強寒波”の影響で、日本海側を中心に大雪はこれからピークを迎えます。今後の雪の予想について、気象予報士の市村紗弥香さんが解説します。 ◇ 市村紗弥香 気象予報士 「特に注意が必要なのが『JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)』と呼ばれる、まとまった雲の帯です。沿岸に近い平地でも、降雪が多くなるという特徴があります」 「さらに、この発達した雪雲が流れ込むと、わずか数時間で大量の雪が降り、積雪が急増するおそれがあります。今回はこの『JPCZ』が数日間入り続ける上、そこに一段と強い寒気が流れ込んでくる見込みです」 「この先の雨や雪です。『JPCZ』がかかる東北南部から山陰にかけては、まとまった雪雲が流れ込み続ける予想です。これらの地域では警報級の大雪となるおそれがあります」
市村紗弥香 気象予報士 「11日までの72時間、つまり3日間で、1メートルを超えるような雪がまとまって降るおそれがある地域が、北日本の日本海側から北陸にかけて広がっています。西日本の山陰でも80センチ以上の雪が降り、平地でも大雪となる可能性があります」 「また、11~13日の3連休は、関東は12日に雨か雪の予想があり、埼玉や東京の多摩などは平地でも雪の予想となっています。まだ先なので変わる可能性もありますが、関東は雪に弱いので注意が必要です」
藤井貴彦キャスター 「かしゆかさん、大雪に注意が必要ということですが、小さいころ、寒いところに住んでいたという経験があるそうですね」 かしゆか(Perfume・『news zero』水曜パートナー) 「そうなんです。小さいころ北海道に3年間、住んでいました。そのころに教わったのが、屋根の下には入らない、遊ばない、ということです。つららが、いつ落ちてくるかわからないですし、落雪にも気をつけないといけないですよね。皆さん、ぜひ対策をとっていただきたいです」 藤井貴彦キャスター 「もし関東でも雪が降るようなことがあったら、ほんの数センチでも大変な状況になりますので、足元に気をつけていただきたいと思います。気象庁などは不要不急の外出は控えるよう呼びかけています。成人式を迎えるという人もいると思いますが、ご自身や周りの人の命を守るためにも、最新の情報を確認して過ごしていただきたいと思います」 (1月8日放送『news zero』より)