2月にかけて 冬型の気圧配置は長く続かず 北日本に高温に関する情報も
気象庁は9日(木)、向こう1か月(1/11~2/10)の天候の見通しを発表した。北日本を中心に寒気の影響を受けにくいため、向こう1か月の気温は北・東日本で高い見込み。特に北日本は、期間の前半(1/11~1/24)は、気温がかなり高くなる可能性がある。一方、沖縄・奄美は、期間のはじめに寒気の影響を受けやすいため、向こう1か月の気温は平年並みか低い見通し。
冬型の気圧配置が長続きしないため、向こう1か月の降水量は、北日本の日本海側で少なく、東・西日本の日本海側は平年並みか少ない見込み。日本海側の降雪量は、少なくなりそうだ。また、向こう1か月の日照時間は、北・東日本の日本海側では多く、西日本日本海側で平年並みか多い見通し。
高温に関する早期天候情報
北日本は向こう2週間、寒気の影響を受けにくいため、気温が平年並みか高い日が多く、18日(土)ごろからはかなり高くなる可能性がある。このため、気象庁は北海道と東北に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理や、雪の状況の変化などに注意するよう呼びかけている。
早期天候情報とは
原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。