エアコンの電気代がかかるので、土日は図書館にこもって「1日中」読書をしています。電気代はどれだけ浮きますか?
エアコンの電気代を節約したいと考える人は多いでしょう。特に暑い季節には、1日中エアコンを使うと電気代がかさみがちです。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算 そこで、土日は図書館にこもって「1日中」読書をすることで、どれだけ電気代が浮くのかをみていきましょう。
単身世帯一日の電気代
2023年7月から2024年6月までの単身勤労世帯の電気代に関するデータから分かることは表1の通りです。
出典:総務省統計局「家計調査結果」より筆者作成 冬(1~3月)と夏(7~9月)では電気代が高い傾向があります。冬は寒さ対策のために暖房を使うことが多く、夏はエアコンの使用が増えるためです。春から初夏(4~6月)にかけての電気代は、他の季節よりも低く、電気使用量が少ない時期であることが分かります。
図書館での滞在により、自宅のエアコン使用を抑えることでの電気代
図書館での滞在により、自宅のエアコン使用を抑えた場合の電気代を計算してみましょう。全国家庭電気製品公正取引協議会では全国平均の電気料金の単価を31円/キロワットアワーと定めています。エアコンの消費電力は400ワットとします。 【土日の電気消費量】 1日に10時間図書館に行くと仮定し、エアコンの使用を抑える時間が20時間(土日2日間)であるとします。 ・電力消費量=消費電力×使用時間 ・電力消費量=0.4kW×20時間=8kWh 【土日で削減される電気代】 全国平均の電気料金単価は31円/kWhです。 ・削減される電気代=電力消費量×電気料金単価 ・削減される電気代=8kWh×31円/kWh=248円 土日に図書館に行くことで、エアコンの使用を抑えると、約248円の電気代を削減できます。これが1週間の削減額になります。 【1ヵ月の削減額】 土日が1ヵ月に4週あると仮定して、1ヵ月の電気代削減額を計算してみましょう。1か月に4週ある場合、月間の削減額は次のように計算できます。 ・月間削減額=週ごとの削減額×週数 ・月間削減額=248円×4週=992円 土日に図書館に行くことでエアコンの使用を抑えると、1ヵ月で約992円の電気代を削減できる計算になります。