ローバーの「トレイルランニングコレクション」のイメージ

ドイツ・バーバリア地方のイェッツェンドルフに拠点を構える、シューズメーカーのローバー。2023年には創業100年を迎えた老舗で、伝統と品質を重んじつつフィット感と快適性にこだわった登山靴づくりを展開。ヨーロッパで屈指の人気と知名度がある、アウトドア用のシューズメーカーです。 【写真】フィット性と快適性を兼ね備えたトレランシューズの機能性を見る（全5枚） ローバーが創業100年を記念して開発したのが、「トレイルランニングコレクション」です。三種のアイテムいずれも、これまで作り続けられた登山靴の設計や技術から蓄積された、専門知識をすべて導入したモデル。ビギナーからプロフェッショナルまで多様な層に対応しており、さまざまな環境におけるトレイルランニングを安全かつ快適にサポートしています。

安定性を備えスピードも向上するスペックを装備

初心者からハイレベルなランナーまで幅広く対応したモデルが、軽量防水シューズ「FORTUX（フォートックス）」です。特徴はローバーが独自に開発した高反発EVA素材「DynEVA（ダイニーバ）」を備えた、ミッドソール。厚さ32.5mmのソールに組み込まれており、衝撃に強く安定性がありさまざまな地表の状態を吸収する、高いクッション性があります。 つま先とかかと部はロッカー構造で、推進力が生まれて前進移動がスムーズになる仕組み。スピードレーシングシステムで靴の脱ぎ履きが容易なのも、トレイルランニングやファストハイクには有難い仕様です。

変化する路面に順次対応するオールラウンダー

走る場所を問わない、オールラウンドに活躍できるモデルが「AMPLUX（アンプルクス）」。あらゆる地形に対応するバランスを考慮して製造された、アルパイン・トレイルシューズです。 上部の「DynEVA」をはじめ前足部、かかと部それぞれに異なる、三種のEVA素材を組み合わせたソール。カーボンを15%配合した、ナイロンプレート。前後の動きと左右のグリップそれぞれを考慮した、接地面積が広めのアウトソール。これらにより地形や傾斜に関わらず高いクッション性が確保され、路面の変化をものともせず、快適なランニングが約束されます。