女子バレー出発 眞鍋監督 引退発表の古賀紗理那には「肌で感じていました」高校生からの成長に感心
バレーボール女子日本代表の眞鍋政義監督が10日、パリ五輪へ向けた取材に応じました。 【一覧】女子バレー五輪組み合わせ 日本はプールB ネーションズリーグでは初の銀メダルを獲得した日本代表。眞鍋監督は事前合宿では「ディフェンスとセッターからの速いコンビを再確認したい。予選は今回から3試合なので、初戦のポーランドに“最集中”して臨みたいと思っています」と話しました。 この前日には、キャプテンの古賀紗理那選手が現役引退を発表。 「私が知ったのは4、5日前ですよ。今年集まったのが3月前半でしたが、昨年と練習、行動、言動が全然違うのでこのパリのオリンピックに懸けているなというのはヒシヒシと感じていました。本人から『少し話があります』というふうに来たので、まあ引退だろうというのは思っていましたらやっぱりそうでした。『分かった。最後パリで目標に向かって頑張ろうね』と話しました」 キャプテンでエースと、日本の大黒柱となっている古賀選手。10代の頃から知る眞鍋監督は、当時の古賀選手を懐かしむと同時に成長に喜びを見せています。 「まだ高校生でしたからね。初々しく何も分からず先輩の後ろをずっと追いかけてきたのが、今やキャプテンで日本を引っ張っていますから、成長ってすごいなと思います。この3年間キャプテンをやってから、役割というのは人を成長させるなというのが私の勉強になりました。キャプテンになってから全く変わりました。日々の練習から違いますし、今年に入ってからはパリのオリンピックに対する情熱というか、懸けているものが違うなというのは感じていました」 一方で、本当に現役引退するかどうかは、冗談を交えながらコメント。 「最後と言っても皆さんすぐ復活しますから(笑)。それも本人に言いました。『一応話は聞いておく。でも、すぐまた復活するんじゃないの?』と。(古賀本人は)笑っていました。『私はしません!』ってみんな言うんですよね(笑)」 日本のエースの集大成を期待しつつ、「最後は一致団結して楽しんでやりたいと思います」と言葉を残し出発しました。