テレビで見かける「プロ野球」の審判。年収は「1000万円」を超えるって本当?
プロ野球審判員の1日
プロ野球審判員は、試合中だけ仕事をしているわけではありません。試合のない昼間は、体力づくりのためにジムへ行ったりジョギングをしたりして過ごしているようです。 実は審判は非常に体力のいる仕事だとされています。野球選手は先攻後攻で、一旦ベンチに戻れますが、審判はずっと立ちっぱなしなうえに、厳しい判定を行わなければなりません。そのためにも、体力づくりは必要なことと考えられます。 試合前には、球審担当者はブルペンやバッティングケージの後ろなどでピッチング練習中の投球を見て、ボールへの目慣らしをすることもあるようです。試合が終了すると、反省会を行ってやっと1日の仕事が終わります。
プロ野球のオフシーズンの過ごし方
プロ野球がオフシーズンのときは、審判員もオフかと思うかもしれませんが、そうではないようです。 シーズン終了後も、定期的に勉強会や会議があり、さらに10月にはプロ野球の出場機会の少ない若手選手育成を目的とした「みやざきフェニックス・リーグ」へも参加します。2月にはプロ野球のキャンプが始まり、キャンプには審判員も参加するため、完全なオフは12月中旬~1月いっぱいまでの1ヶ月半ほどです。 シーズン中は多忙で、休日はひと月に3日~5日ほどしかないこともあるようで、想像以上に忙しい日々を過ごしているといえるでしょう。
1軍のプロ野球審判員は年収1000万円とされており、2軍の審判と600万円ほど年収差がある
1軍のプロ野球審判員の年収は、平均1000万円程あるといわれています。2軍のプロ野球審判員の年収は、400万円ほどといわれていることから、600万円ほどの年収差があることになります。 1軍のプロ野球審判員をレギュラーで続けるためには、多くの経験が必要です。年収1000万円は簡単に得られるわけではなく、それまでの多くの苦労と日々の努力のたまものだといえるでしょう。 出典 国税庁 令和5年分民間給与実態統計調査-調査結果報告- NPB日本野球機構 第11回(2024年)NPBアンパイア・スクール 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部