県幹部や国会議員招いて村有林で「マツタケ狩り」 規格外を手土産として渡す 数十年前から開催 PRや懇親が目的も…村長「今後の開催見合わせる」
長野県内有数のマツタケの産地、豊丘村の村有林で、県の幹部や国会議員を招いて「マツタケ狩り」が行われ、規格外のものを土産として渡していたことがわかりました。 村によりますと、「マツタケ狩り」は少なくとも数十年前の先々代の村長時代から、南信州振興局長や飯田建設事務所長などの県の幹部や国会議員を招いて行われてきました。村の特産であるマツタケのPRや現場の状況を知ってもらうことが目的の懇親の場だったとしています。 マツタケが豊作の年、直近では2022年に開催。村の事業ではなく、村の幹部を含めた有志による開催という形をとってきました。
場所は村有林で、採れたマツタケの内、出荷できない規格外のものを土産として渡していたということです。村有林は、入山料7000円で一般に開放するエリアと入山料を取らない村管理のエリアがあり、有志によるマツタケ狩りは村で管理しているエリアで行われていました。 下平喜隆村長は「親睦を深めるため、良かれと思って長年開催してきた。時代が変わり、利益供与とも受け取られかねず、県などの関係者にに迷惑をかけた点は申し訳ない。今後の開催は見合わせる」としています。
長野放送
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