「体調不良のためしばらく休みます」と小学校に電話連絡 住宅火災の現場で一家4人死亡 富山・射水市
30日、富山県射水市の住宅火災の焼け跡から母親(29)と男児(8)女児(4)の合わせて3人の遺体が見つかったほか、救急搬送された父親(29)が死亡した火事で、男児が通っている小学校に、28日、父親から “体調不良のためしばらく休みます” との電話連絡があったことがわかりました。警察は31日、3人が死後数日が経過しているとみられることなども発表、無理心中を図った可能性も視野に捜査しています。 【写真を見る】「体調不良のためしばらく休みます」と小学校に電話連絡 住宅火災の現場で一家4人死亡 富山・射水市 これは、30日午後1時50分ごろ、富山県射水市の会社員、宮﨑重俊さんの住宅から火が出て、2階の寝室から男児と女児、それに妻で子どもたちの母親とみられる女性の合わせて3人が遺体で見つかったものです。 また同じ部屋からは、宮﨑重俊さんが心肺停止の状態で見つかり救急搬送されましたが、その後死亡が確認されました。 警察は31日、死亡した4人の死因について、救急搬送された父親の重俊さん(29)は急性一酸化炭素中毒死、焼け跡から見つかった母親(29)と男児(8)、女児(4)の死因は首を絞められたことによる窒息死とみられると発表しました。 また、射水市教育委員会によりますと、28日の月曜、男児の父親から小学校に「体調不良のためしばらく休みます」と電話連絡があったこともわかりました。 現場は、小学校近くにある新興住宅地で、警察などによりますと宮﨑さんの住宅1階の室内が激しく燃え、玄関は施錠されていたということです。 4人の着衣に乱れはなく、いずれもベッドや床に横たわった状態で発見されたということです。警察は無理心中を図った可能性があるとみて調べを進めています。
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