【MLB】メッツとアロンソの再契約交渉に進展なし 残留の可能性は「五分五分」か 地元メディアが報じる
メッツが主砲ピート・アロンソと再契約を結ぶ可能性は依然として残っているが、「SNY」のアンディ・マルティノ記者によると、両者の交渉に目立った進展はないようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は「アロンソは最低でも6年契約を求めており、契約年数に関して両者のあいだには大きな隔たりがある」と報じている。一時はメッツ残留以外の選択肢はないとみられていたアロンソだが、マルティノ記者は「アロンソが残留する可能性は五分五分だ」とした。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ アロンソにとって厳しいのは、メッツ残留以外の選択肢がそれほど多く残っていないことだ。大半の球団はすでに一塁手の補強を完了。エンゼルスとジャイアンツがアロンソに興味を持っていることが報じられているほか、米全国紙「USA Today」のボブ・ナイチンゲール記者によると、ブルージェイズとレッドソックスも関心を示しているようだが、メジャー通算226本塁打の実績を誇るスラッガーの希望を満たすオファーを提示する球団は現れないかもしれない。 ブラディミール・ゲレーロJr.というスター一塁手がいるブルージェイズがアロンソに関心を示しているのは興味深い。もしアロンソを獲得した場合、今季はDHアロンソ、一塁ゲレーロJr.の布陣で戦い、ゲレーロJr.との契約延長に失敗した場合、2026年シーズンからはアロンソを正一塁手として起用するつもりなのだろう。一方、メッツがアロンソとの長期契約に消極的なのは、1年後にFAとなるゲレーロJr.の獲得を視野に入れている可能性がある。 いずれにせよ、アロンソが求めている「6年以上の長期契約」はもはや現実的ではない。オプトアウト付きの3年契約など、比較的短期の契約でひとまず妥協し、来オフ以降に改めて長期契約を狙うのが得策かもしれない。昨季自己ワーストのOPS.788に終わったアロンソが希望条件を下げる時期にきているのは間違いないだろう。