キャリア最長クラブでCL初出場の37歳ストゥアーニ「夢のような試合だった。遅すぎたけど、信じられないような経験だ」
ジローナのFWクリスティアン・ストゥアーニが、18日のパリ・サンジェルマン戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。 37歳と11カ月6日。2017年夏の加入以降、『132』ものゴールを積み重ね、クラブ最多得点記録者となっているクリスティアン・ストゥアーニがチャンピオンズリーグデビューを果たした。敵地でパリ・サンジェルマンと対戦したこの一戦に先発出場すると、52分にはエリア内で相手DFのマークを外し、ヘディングシュートでゴールを脅かすシーンも。最終的に、終始好守を連発してきたGKパウロ・ガッサニーガのオウンゴールで劇的決勝点を許して0-1で敗れたものの、ストゥアーニはキャリア最長在籍クラブのジローナとともに、初めて出場した欧州最高峰の舞台で確かな第一歩を踏み出している。 試合後、フランス王者相手に健闘したと口にしたストゥアーニは「勝ち進む運命にあるようなPSGに対して、チームは素晴らしい試合、努力を見せた。その分、(敗れたことは)残念だけどね」としつつ、「試合に立ち向かうことができた。最後は、滑り落ちてしまったが、たくさんの良かったところを残しておきたい。このチャンピオンズリーグデビューをとても誇りに思う。手ぶらで帰ることになったけど、大きな感動を味わえた」とクラブの歴史に刻まれた試合を振り返った。 また、計26本のシュートを浴びたものの、最小失点に留めたことについて「僕らは、PSGにゴールを脅かされ、苦しい瞬間を迎えることは分かっていた。実際に決められてもおかしくないシーンは何度もあったけど、そうはならなかったね」とガッサニーガを始めとする守備陣の奮闘に言及。続けて「ここにきて、PSGと対戦するのは簡単なことではなかった。僕たちは本当に忘れられないような試合にしたかったよ。でもね、サポーターには少なくともチームがやったことを自慢して欲しい」と胸中を明かした。 最後にストゥアーニは、万感の思いを口にした。プロキャリアにおける7番目のクラブとなったカタルーニャのスモールクラブで“アイコン”となった後、世界中のフットボーラーが憧れる舞台で、58分間プレーした同選手は「僕にとっては特別な試合、夢のような試合だった。このようなチャンスを得るために長い間戦ってきたわけで、自分のキャリアを最も占めるクラブでそれを成し遂げることができるなんて…。2倍の誇りに思うよ。きっと、遅すぎたけど、素晴らしい、信じられないような経験をすることができたんだ」と噛み締めている。 ラ・リーガ初挑戦、セグンダ降格、ラ・リーガ復帰、そしてチャンピオンズリーグとジローナの歴史の当事者であり続けているストゥアーニ。次なる1ページ、初勝利にも自身のゴールで導けるのだろうか。第2節は、来月2日行われるフェイエノールト戦だ。
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