【ハイライト動画あり】明治大学、選手コメントで振り返るリーダー陣不在の東海大学戦。ラグビー全国大学選手権
12月14日に行われた全国大学選手権の3回戦、相手は関東大学リーグ戦3位の東海大学。明治大学は自分たちを信じて戦う『トラスト』をテーマに掲げ、秩父宮ラグビー場で試合に臨んだ。 【ハイライト動画】3回戦 明治大学 vs. 東海大学| 主力不在の明治が準々決勝進出
前半開始後、両チームともにノーペナルティのまま、約15分間試合は動かず。先制点を決めたのは東海大。「若いメンバーが多いので、緊張している部分があった」(ゲームキャプテン・右FL/フランカー福田大晟(商4=中部大春日丘)。
しかし、すぐにチャンスが訪れる。21分、敵陣22m付近でのラインアウトで再開すると、10フェーズを重ね、初めて12番でのスタメンとなった左CTB(センター)伊藤龍之介(商2=国学院栃木)が巧みなステップとランでトライを決めた。
29分、FB(フルバック)金昂平(政経4=大阪朝鮮)がハイパントキックをすると、右WTB白井瑛人(商1=桐蔭学園)が見事空中戦を制し、クリーンキャッチを決める。そこからテンポよくボールが渡るとNO8(ナンバーエイト)藤井達哉(政経2=東福岡)が相手ディフェンスの空いたスペースを走り大きくゲイン。
最後はSH(スクラムハーフ)柴田竜成(営3=秋田工)がパスダミーでインゴールに飛び込んだ。「大外や人と人との間のスペースも結構空いていたので、そこをしっかり狙っていこうと話していた」(柴田)。
35分、アドバンテージをもらっていた中で、SO(スタンドオフ)萩井耀司(商1=桐蔭学園)が敵陣22m付近でハイパントキックを仕掛けると、再び白井が捕球。「高く飛ぶ意識より、最高到達点でボールを取る意識をしている」(白井)。ゴール前まで進むと、すぐに大外で待っていた金昂へパスが渡り、グラウンディン。21-10で試合を折り返す。
迎えた後半。15分に白井が観客を沸かせた。柴田のハイパントキックをキャッチし攻撃の起点を作ると、テンポよく展開。逆目へパスが渡り、HO(フッカー)西野帆平(文3=東福岡)が大きくゲインすると、伊藤龍からパスを受けた右CTB平翔太(商3=東福岡)がトライ。「ボールキャリーする場面は少なかったが、FW(フォワード)にオーガナイスするところは意識していた」(平翔)。