ゴールドマンCEO、トランプ氏の成長路線に期待-銀行の追い風に
(ブルームバーグ): ゴールドマン・サックス・グループの株価は年間ベースで15年ぶりの大幅高となる勢いだが、デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、同行にとっての良い時代はまだ始まったばかりとの見方を示している。
ソロモンCEOはロイターが開催した10日のイベントで、トランプ次期米政権は「成長路線に舵を切るようであり、それはゴールドマンにとって追い風になる」と発言。「この政権が非常に成長促進策的なアジェンダを推し進めるであろうことに私は極めて楽観的だ」と語った。
ソロモン氏は、規制緩和を伴う新たなビジネス環境が資産価格の上昇や取引活動の活発化につながることへの期待感を示し、「投資拡大に有利な方向に少し振り子が戻るのではないか」と述べた。
次期政権の政策は銀行業界に優しい規制環境をもたらす可能性がある。トランプ氏は財務長官にヘッジファンド運用会社を率いるスコット・ベッセント氏を起用した。
ソロモン氏は「私はスコットのことを知っており、彼が市場や資本の流れについて素晴らしい洞察力を持っていることも知っている。新たな経済チームと一緒に仕事ができることをとても楽しみにしている」と話した。
原題:Solomon Sees Pro-Growth Trump Playbook Being Good for Goldman(抜粋)
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Sridhar Natarajan