地元の意地を見せた中田元泰が今年2度目の優勝/ボートレース丸亀
ボートレース丸亀の「清酒金陵杯」は16日が最終日。4日目、5日目に続いて風が強まり、11Rから安定板を装着した。 優勝戦は向い風が7メートル。スタート展示と同様に3号艇の中岡正彦が3カドに引き、進入は12カド3456の並び。中岡はコンマ14のトップSから内を絞めにかかるが、2コースの小野達哉が応戦。その間にイン中田元泰が1マークを先に回ったがターンマークを外してしまい、土屋千明と森悠稀が迫る。更に内から井上茂が追い上げてきたが、機力で勝る中田が2周1Mで後続を振り切って8月の若松以来、今年2回目の優勝を飾った。2着には森、3着には井上が入線し、3連単1-5-6は7,930円で21番人気の中穴決着となった。 中田はレース前の優出選手インタビューで「安定板は付かないと思いますけど」と語っていたが、結局は優勝戦も安定板を装着。目論見が外れてターンも滑りがちになり、「今日が一番合ってなかった。何とかなると思ってたけど、分からないところで緊張してたのかも」と振り返った。 4日目12Rで転覆のアクシデントにも見舞われたが、地元の主役としてきっちり優勝。当地は今年9回目の参戦で、今後も年末年始の年またぎシリーズ、来年2月のGI四国地区選に斡旋が入っている。誰よりも参戦回数の多い地元A1レーサーとして、今後の快進撃に結びつけたい。
マクール