中高年女性に聞いた、使ってラクになった、加齢による不便を助けるグッズ《ベスト13》3位「ルーペ」、2位「手すり」、そして圧倒的1位は…
創刊以来、《女性の生き方研究》を積み重ねてきた『婦人公論』。この連載では、読者のみなさんへのアンケートを通して、今を生きる女性たちの本音にせまります。加齢とともに生じるさまざまな《不便》。それをカバーするために、していることはありますか?今回は「老眼」や「目の不調」についてリアルな声を集めました。 コソコソするからいけないんだ。恥ずかしがらずに堂々とやれ!! * * * * * * * 【回答者数】149人 【平均年齢】65.2歳 【回答者の内訳】20代以下…3人/30代…10人/40代…8人/50代…17人/60代…46人/70代…38人/80代…20人/90代…4人/不明…3人 ◆Q. あなたがふだん使っている器具・サービスは?(複数回答可) 1位 老眼鏡・遠近両用メガネ…70人 2位 トイレや風呂の手すり…46人 3位 ルーぺ…35人 4位 膝や腰のサポーター…25人 5位 イヤホン・ヘッドホン…18人 5位 杖…18人 7位 食事配達サービス…16人 8位 スピーカー・集音器…12人 9位 代行サービス(家事・買い物)…11人 10位 シニアカー…8人 10位 見守りグッズ・サービス…8人 12位 リクライニングベッド…7人 13位 補聴器…5人 他には…… マッサージチェア、スマートスピーカー、介護用風呂椅子、探し物トラッカー、歩行補助車、段差をなくすスロープなど
◆《目のお悩み篇》 Q. アイテムを使うことによって生活に起きた変化を教えてください アンケートの回答から、「見ること」をサポートするアイテムを取り入れている人が多いことがわかりました。みなさんが生活が「ラク」になったと思うポイントは? 【老眼鏡】ドラッグストアで、薬の説明書きがまったく読めず、購入を諦めたり、間違えて買ったりすることが増えたので、老眼鏡を入手。使い始めると、無理に見ようとしていたためか時々あった頭痛がなくなった(66歳・専業主婦) 老眼鏡をメガネ店で買おうとしたら、検査をしてくれて、白内障と判明。眼科で両目を同時に手術してもらい、その後、老眼鏡を購入しました。趣味の針仕事が楽になって嬉しい (83歳・年金受給者) 【遠近両用メガネ】いくつか買って、読書、手芸、パソコン、料理など、用途ごとに使い分けている。アクセサリーや服に合わせたメガネで外出するのも楽しみ (74歳・無職) 若い時は近視のメガネだけだったが、遠くも近くも見えにくくなってしまい、遠近両用のメガネにしてもらいました。はっきり見えるようになり、助かっています(81歳・専業主婦) 【遠中近メガネ】今までの遠近両用メガネでは合わなくなっていたので、さらに中間距離も見えやすくするメガネにした。こまかい文字も見えるように(70歳・自営業)
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