軽キャンパー超えなるか?トヨタ「タウンエース」ベースのレクビィ新コット/ホビクル タウンランダーに注目
外観とマッチングさせたカラーを採用した室内も見どころのひとつ。オリジナルの2列目シートには、背もたれとヘッドレストを一体化し、ゆったりと座ることができるハイバックシートを採用する。大人3名が着座できる横長のシートは、背もたれを前後に移動できる可動式だ。走行時は前向き仕様、停車時に背もたれを前へ移動させれば後向き仕様にもなる。この状態で着脱式テーブルをセットすれば、ダイネット(リビング)に早変わり。天気のいい日などにリアゲートを開ければ、ゆったりと大自然を眺めることもできる。
さらに2列目シートの後方左側にも、停車時に着座できるリアシートを配置。その後方、室内最後尾の左サイドには冷蔵庫などを収納し、コンロ台にもなるキャビネットも装備する。同じく、室内最後尾の右サイドには、丸型シンクを備えるキッチン。それらの間には、脱着式カウンターもセットでき、料理などをする際に便利だ。 就寝時には、2列目シートの背もたれを倒し、付属の分割式ベッドマットを敷きつめれば、フラットなベッドにもなる。ベッドサイズは1800mm×1200mmで、大人2名が横になれるスペースを確保する。なお、運転席と助手席の背もたれを前に倒しセットする前席背面マット(オプション)も備えれば、より快適な空間を作り出すこともできる。
ほかにも、このモデルは、エンジン停車中に家電製品などの電源となる100Ahのリチウムイオンバッテリー、室内を暖めるFFヒーターなど、本格的キャンピングカー並みの装備が満載だ。また、吸音/遮音/制振材、熱反射シート、断熱シートを3段重ねにした独自の薄型シートを壁面内側などに採用。室内へ外からの熱や音、振動などが伝わりにくく、季節を問わない快適な室内空間に貢献する。 価格(税込み)は、標準装備車の場合で、ガソリン車2WDが470万8000円、ガソリン車4WDが495万1100円。また、専用ホイールや外装のオリジナル塗装とデカール、200Wのソーラーパネルなどのオプションを装備した展示車の場合では627万660円となっている。