「事務職では成長できない!」後輩の転職にショック... 35歳、楽な仕事の繰り返しから抜け出すべき?
仕事に何を求めるかは、人それぞれですよね。程よく働いて必要なお金を稼げればいいという人もいれば、個人としてのスキルアップにつながるような仕事をしたい人もいる。お金よりも、やりたいことを優先したい人だっています。仕事はその人の一部でしかないので、自分なりに納得できていれば良いのではないかと思います。
「ルーティン」に慣れすぎないために
後輩の転職がきっかけに、「私はこのままでいいの?」とモヤモヤしているというヒサコさん。他人がどうあれ、ヒサコさんにとって今の職場・仕事が「自分に合っている」「満足している」と思えるのであれば、影響を受けすぎる必要はないのではないでしょうか。 ただ、モヤモヤは「変化の芽」でもあるので、「“成長できる仕事”なんて私には関係ない」とすぐに決めつけてしまうのももったいないです。 人間って、かなり習慣に慣れやすい生き物です。朝起きて、支度をして出社して、定時まで働いて家に帰る……。毎日の過ごし方が習慣化すると、それを繰り返している内にあっという間に何年も経っていた、ということはよく聞きます。それはそれで平和な生活だと思いますが、今回のようにモヤモヤを感じたときは、ちょっと立ち止まってみてもいいですよね。 大切なのは、自分のモヤモヤから目を背けないこと。納得できるまで考えてみること。 辞めた後輩によく話を聞いてみる。転職についてちょっと調べてみる。興味のある会社の求人を見てみる。友人と集まったときに、みんながどんな思いで働いているかを聞いてみる。 情報収集の手段はたくさんありますし、友人や同僚と話してみることで発見があるかもしれません。どれもちょっとした行動ですが、日々のルーティンから抜け出して、自分の思考をアップデートするには十分だと思います。 現状維持するにしても、何か新しいことをはじめるにしても、ヒサコさんにとってこのモヤモヤが良いきっかけになりますように。 文/梅津奏 作画/Sumi 構成/山本理沙
梅津 奏,Sumi