角田裕毅「彼は何を得るつもりだったのか…捨て身状態では困る」ストロールを糾弾…一方のストロールは「ユウキがドアを閉めた」|F1
2024年F1第17戦アゼルバイジャンンGP決勝終了後、序盤でリタイアを選択したVCARB角田裕毅がコメントを発している。 【動画】「これだけ壊れてたんだ」角田裕毅、アゼルバイジャンGP決勝はマシン大破により無念のリタイア 角田は12番グリッドからレーススタート。だがオープニングラップのセクター1区間で、ランス・ストロールが強引に攻めてきて接触し、マシンのカウル右が破損する状態に。 これで明確にレースペースは落ちたものの、ミディアムタイヤで走行を続け、ハードタイヤに交換した後リタイアを選択している。 角田はレース後「2レース続けてこんなことになって、とてもフラストレーションが溜まっている」と前回モンツァではニコ・ヒュルケンベルグ、今回はストロールによるもらい事故で、リタイアに直結したことを嘆いた。チーム公式メディアがその言葉を伝えている。 「とても短い決勝レースとなり、ポイント獲得のチャンスを失いました。もちろんそのまま走っていても難しい状況だったかもしれませんが、ストリートレースでは何が起こるかわかりませんから」 「接触によってカウルが壊れ、走れば走るほど悪くなっていった」 「12番手スタートは明らかに理想的ではなかった。混乱に巻き込まれ、ダメージを受けるリスクが高いことを意味する。もう少しステップアップしてトップ10で予選を通過し、より良いスタートを切る必要があると思う」 リタイアの原因となった接触については「コース上で起こったことについて言えば、彼(ストロール)の動きは明らかに不必要だったように感じた」を批判している。 「文字通り捨て身状態で、強引に攻められては困る。彼が何を得るつもりだったのか、本当によくわからないよ。本当に残念だし、レースをこんな形で終わらせたくなかった。次のシンガポールでは力強くなって戻ってきたい」
一方で角田と接触した当事者ストロールはこのオープニングラップでタイヤがパンクし、2周目にはすぐさまピットインを行った。レース後「あれでレースは早々に終わってしまった。僕はターン4でインを突いたんだ。だけどユウキは僕を見ていなかったんだろう。明らかにドアを閉めてきた」と角田を批判している。 今季、角田はここまで22ポイントを稼いで選手権12位に付けている。イタリアGPでは11位ヒュルケンベルグ(22点)との接触、今回アゼルバイジャンGPではストロール(24点)と接触と、ポイントを争うドライバーからのもらい事故で被害を被る形になっている。 次のレースは間髪入れずすぐさまシンガポールGPとなる。2戦続けて不本意なリタイアが続いているだけに、次戦こそはポイント獲得に結びつけたいところだ。
【関連記事】
- ●ピアストリがルクレールの猛追しのぎアゼルバイジャンGP優勝&マクラーレン首位浮上!終盤サインツ&ペレス接触の波乱も…角田裕毅は序盤リタイア|F1
- ●VCARBメキエス代表「今日はヒュルケンベルグにつきる」角田裕毅&リカルドと接触、イタリアGP後退を嘆く…持ち込んだ新要素も十分に試せず|F1
- ●アントネッリが2025年のメルセデスレギュラードライバーに決定!「F1は幼い頃からの夢」39歳7度王者ハミルトンの後任は18歳の俊英|F1
- ●ウィリアムズ、イタリアGP~最終戦までF2参戦中コラピントを起用!23年ぶりのアルゼンチン人F1ドライバーに…サージェントはシート喪失|F1
- ●2024 F1日程・カレンダー・スケジュール|F1