津山市立ときわ園の職員による私的流用 被害者は58人 総額2155万円と判明 岡山・津山市
岡山県津山市の養護老人ホーム「津山市立ときわ園」の職員が入所者から預かった金を私的に使っていたことが2024年9月に明らかになりました。この問題を調べていた津山市と弁護士らで作る第三者委員会によると、被害金額は2155万円に上ることが分かりました。
津山市によると不適切な会計処理を行っていたのは、ときわ園の指定管理者の社会福祉法人「江原恵明会」に勤務していた40代の職員で、9月25日付で懲戒解雇されています。 調査によると、被害者はすでに亡くなった人も含めて58人で、被害総額は2155万円に上ります。弁済については存命の8人を優先して行い、8人の被害総額、約200万円については10月中に全額弁済しました。残りの方については遺族と連絡を取りながら弁済の手続きを進めたいとしています。 津山市は再発防止策として ①預かり金の管理を廃止、立替金管理のサービスを導入 ②キャッシュカードの施設内の利用廃止 ③現金・通帳・マイナカードを個人用ダイヤルロッカー金庫で管理 ④職員の虐待防止意識防止意識の継続のための研修を増加 の4点をあげています。 この問題を受け、津山市の谷口圭三市長は「利用者の生活の安定と安全の提供のため、指定管理者の業務が適切に行われるよう努める」と話しています
KSB瀬戸内海放送