より夫婦で使いやすい仕様へフルモデルチェンジ ヤマハの子乗せ電動アシスト自転車「PAS」2モデルが進化
夫婦共用の、こだわり新設計
ヤマハ発動機株式会社は、既存ラインナップの20型小径子乗せ電動アシスト自転車「PAS babby(パス・バビー)」(後ろ乗せ)および「PAS kiss(パス・キッス)」(前乗せ)をフルモデルチェンジし、2025年1月30日より発売します。 【画像】フルモデルチェンジしたヤマハ「PAS bubby」と「PAS kiss」を画像で見る(12枚)
主に母親が使用することを前提に設計された子乗せモデルは、父親が使用するには夫婦で体格差もあり、使いづらい面もありましたが、今回のフルモデルチェンジではフレームからデザインまで新開発され、子育てを積極的に協力し合う夫婦をターゲットにした仕様となっています。 車体フレームは低重心化し、全長は約2cm長くなっています。走行中や押し歩きでの安定感を向上しつつ、レイダウンされたダウンチューブはより足通しがラクに(跨ぎやすく)なり、調整幅を拡張したサドル(シート)はクイックレバーの採用で簡単に高さを変更することが可能となりました。 日本人の体型データをもとに設計したサドルと、ドライブユニット周辺のレイアウトも変更したことで、ハンドルやフロントチャイルドシートとの距離、ペダルを漕ぐスペースにゆとりを持たせ、夫婦の体格差をカバーしています。また、リアチャイルドシートと乗り手(親の背中)との空間も、従来型より広くなりました。
また、見た目からも安定感のある印象を与える低重心構造のホリゾンタル(水平な)・シルエットに加え、シンプルかつユニセックスなデザインとカラーリングが採用され、カラーバリエーションは「PAS bubby」が6タイプ、「PAS kiss」が4タイプ用意されています。 機能デザインとしては、新たにオーバルモチーフ(卵型楕円シェイプ)のチェーンケースが、子供を包み込むPASチャイルドシートのコンセプトから着想を得たユニークな形状となっています。中央の樹脂製カバーキャップは衣類の汚れを防止し、またカバーを取り外すことでペダルを外すことなくチェーンケースの着脱が可能な整備性にも役立つものとなっています(特許出願中)。 走行性能に関わる諸元に大きな変更はありませんが、若干の重量増と、1充電あたりの走行距離がわずかに短くなっています。これは実際の使用状況を踏まえ、夫婦共用の車体設計で快適性や耐久性、使い勝手の向上を目指した結果となっています。 そして搭載されるリアチャイルドシート「ハグシートプラス」およびフロントチャイルドシート「コクーンプラス」も新型となり、子供の乗せ降ろしがよりしやすくなるよう開閉式ハンドルバーやマグネットバックルなどを新たに装備し、カラーリングも従来のダーク系から、オフホワイト系、グレーブラック系に刷新されました。 ※ ※ ※ ヤマハの新型子乗せ電動アシスト自転車の価格(消費税10%込み)は、「PAS bubby」が18万4000円、「PAS kiss」が18万7000円です。
バイクのニュース編集部