話題ドラマで女優デビュー 松本若菜の中学時代演じた14歳「挑戦できる人でいたい」
『わたしの宝物』で念願のドラマデビュー
――そしてグランプリから1年後、『わたしの宝物』で念願だったドラマデビューを果たしました。 「こういう世界でお仕事をさせて頂けるだけでも普通ではないことだと思うので、夢だったお芝居の仕事ですけど、『1つひとつ真剣に勉強しなくちゃいけない』と思いながらやらせて頂いています。『わたしの宝物』は、私にとって初めてのドラマの現場となり、すごく緊張しました。でも監督さんにいつも『こうやって演じてみたらどうかな』と丁寧に演技のご指導をして頂きました。細かいところまで教えて頂き、『こうやって役作りをしていくんだ』と学ばせて頂きました」 ――芝居への興味が今まで以上に湧いてきましたか。 「はい。『もっといろんな役に挑戦したい』という気持ちが今はすごく大きいです。モデルのお仕事も大好きなので、先輩のいろんなポージングを真似して勉強しています。緊張感のある現場ばかりですけど、みんなで作り上げるという世界はいいなって思います」 ――憧れの俳優さんは。 「永野芽郁さんです。俳優さんとしても大好きですが、タレントとしてもみんなを楽しませてくれる明るくて面白いところが大好きなので尊敬しています」 ――FODでは『わたしの宝物』のスピンオフ作品『ぼくの宝物』の配信もスタートしました。原田さんは、再び(ヒロイン)美羽の中学時代を演じています。 「本編でも重要になってくる中学生時代の2人の出会いの物語を作ることができ、大事な役を頂けて、すごくうれしかったです。冬月くんの価値観と美羽の価値観、冬月くんの家庭と美羽の家庭などの少しの違いを出せるようにスタッフのみなさんや冬月君役の小山十輝さんと相談して作り出せたのは達成感がありうれしく、大切な思い出になりました。今回関わってくださったスタッフのみなさんとまた一緒にお仕事ができるように頑張っていきたいです」 ――原田さんが、お仕事をする上で今一番大切にしていることを教えてください。 「これまでに教わった『みんなで支え合って作っていくこと』と『1つひとつの仕事を丁寧にやること』を大切にしています。それと『できなくてもいいから自信を持ってやる』ことも心掛けています。オーディションの時、ダンスが苦手な私を見て、先生から『ダンスだけ自信がないように見えてしまったらもったいないですよ』『何でもできる人にならなくてもいいから、挑戦する気持ちだけは忘れないでね』とアドバイスを頂きました。これからも何でも挑戦できる人でいたいです」 ――2025年は高校受験となりますね。タレント活動も忙しいですし、勉強は大変じゃないですか。 「たまに先生の声が子守唄になって寝てしまいそうな時もあるのですが、そんな時は思い切り目を大きく開いて『寝ちゃだめだ!』と言い聞かせています(笑)。お仕事と勉強をしっかり頑張っていきたいと思います」 □原田花埜(はらだ・はなの)2010年4月4日、広島生まれ。23年、スターダストプロモーション主催の「第3回スター☆オーディション」でグランプリを受賞。24年、「ミスセブンティーン2024」ファイナリストに。24年10月期のフジテレビ系連続ドラマ『わたしの宝物』で主演の松本若菜が扮(ふん)した美羽の中学時代を演じ俳優デビュー。現在、ドラマ、CM、雑誌モデルとしても活動する。趣味はピアノ、陸上(短距離)、メイク、ショッピング。特技は軟体パフォーマンス、トマトをたくさん食べられること。身長162.5センチ。血液型はA型。
福嶋剛