錦織圭、アジア・シーズン初戦で中国期待の19歳にストレートで屈して初戦敗退。次戦は25日開幕のジャパンオープン[成都オープン]【テニス】
錦織圭、中国期待の若手にストレートで敗れる
9月19日、「成都オープン」(中国・成都/ATP250)シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の錦織圭(ユニクロ/世界ランク201位)は、シャン・ジュンチャン(中国/同67位)に4-6、4-6で敗れ、2回戦進出とはならなかった。 【動画】これぞ、錦織圭!華麗なバックハンドのダウン・ザ・ライン&マッチハイライト 8月初旬に行われた「ナショナル・バンク・オープン」(カナダ・モントリオール/ATPマスターズ1000)で8強入りした34歳の錦織は、その後イタリアで行われたツアー下部のチャレンジャー2大会に出場。2週連続で8強入りを果たし、2年以上ぶりに世界ランクは200位目前となる。 先週は、男子国別対抗戦デビスカップに8年ぶりに出場を果たし、コロンビア選手にシングルスで勝利。体の負担を考えてダブルス出場とはならなかったが、秋のアジア・シーズンに向けて弾みをつけた。 その初戦となった今大会の初戦では、中国期待の19歳シャンと対戦。昨年のATP250アトランタでは6-4、7-6(3)で勝利している錦織だが、この日は第3ゲームでフォアハンド、サーブのアンフォーストエラーが続いて先にブレークを許してしまう。 躍動感あふれるシャンのプレーに呼応するように、錦織のプレーレベルもアップ。キレのあるショットでチャンスをうかがった。しかし、第8ゲームで左膝を気にして、ステップを踏む錦織。4-5では2本のチャンスを握ったものの、シャンに連続サービスエースでしのがれて4-6で第1セットを失った。 第2セットでは第5ゲームで先にブレークを許したものの、すぐさまブレークバックした錦織。シャンに流れを渡さずに粘ったが、徐々にミスも増え始めて4-4の第9ゲームで痛恨のブレークを許す。その直後には、右腕の治療でメディカル・タイムアウトと体に不安も見せて、そのまま挽回できずに4-6とストレートで敗れた。 勝利したシャンは、第8シードのロマン・サフィウリン(同56位)とファビオ・フォニーニ(イタリア/同79位)の勝者と対戦する。 一方、敗れた錦織の次戦は、来週25日に開幕する「木下グループジャパン・オープン」(東京・有明コロシアム/ATP500)。錦織はワイルドカードでのシングルス本戦出場権を手にしている。
Tennis Classic 編集部