「ホロライブ」運営カバー、25年度上半期決算は大幅増収・増益 “物流センター新設計画”も公表
VTuber事務所「ホロライブプロダクション」を運営するカバーは11月12日、2025年3月期上半期決算(4月1日~9月30日)を発表した。売上高は171億400万円(前年同期比39.3%増)、営業利益は33億7200万円(同46.3%増)、経常利益は33億100万円(同42.8%増)、純利益は21億2000万円(同28.0%増)と、増収増益となった。 【画像を見る】2025年3月期第2四半期の決算【全5枚】 事業別でみると、3つの分野が好調で数字を伸ばす結果に。配信/コンテンツ分野では、23年以降デビューした国内外のタレントの人気が高まり、売上高は42億1900万円(同22.3%増)に。マーチャンダイジング分野では9月20日に発売したトレーディングカードゲーム「hololive OFFICIAL CARD GAME」が想定を上回る売り上げとなり、88億1000万円(同64.3%増)、ライセンス/タイアップ分野も海外クライアントとの取引拡大で、25億8100万円(同43.2%増)となった。 一方、ライブ/イベント事業は海外ライブコンサートの実績を積み上げていったが、国内の大型コンサートが24年度よりも減少。結果、売上高は14億9300万円(同10.1%減)となった。 また、マーチャンダイジング分野の物流改善を26年度にかけて実施すると公表。新物流センターの立ち上げを計画しており、複数稼働している倉庫を集約することで、生産性を高める方針を示した。 なお、所属タレントの累計チャンネル登録者数は、日本で5607万人(前年同月比9.4%増)、海外で3287万人(同16.9%増)という結果に。海外の内訳は、英語圏で2271万人(同20.7%増)、インドネシアで1016万人(同9.2%増)となった。
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