【全日本】宮原健斗は唯一無二の存在。新時代の波に関係なく7年半ぶりの地元福岡でベルト姿をお披露目したい!
――今年3月からの約5か月間、新世代の代表でもある安齊勇馬選手が三冠王座を保持していました。その安齊選手から青柳選手がベルトを奪取し、それに宮原選手の挑戦が決まりました。 宮原:やっぱり1年7カ月も三冠ベルトを巻いていないですし、今回9月1日の福岡大会での三冠戦は7年半ぶりらしいんですよ。 最後に行われた三冠戦は2017年1月15日博多スターレーンの宮原vs大森隆男戦。もちろん、コロナ禍もあり、開催できなかった期間もありましたが、「7年半ぶりの福岡での三冠戦開催」という大きな意味を持つ大会になると思います。 これから僕たち全日本プロレスが日本全国で「活気あふれる全日本プロレス」をファンの皆さんにお見せするにあたって、福岡で7年半ぶりに三冠戦が行われる意義は大きい。だからその時に僕は中心でいたいですよね。 ――青柳選手の三冠王座に挑戦するのは2度目、昨年10月21日の後楽園ホール以来になります。 宮原: 8.17立川大会、青柳はファンの声援に後押しされましたが、彼自身はあまり経験していないことだと感じました。 新時代の力がそういう状況を作ったのではないかと。ですから、昨年10月とは全く違ったシチュエーションになると思います。 ――最後に9月1日、地元福岡で三冠戦に挑む意気込みをお願いします。 宮原:もう新時代の波っていうのは、いろんな業界で来ていると思います。ただ宮原健斗は唯一無二の存在だと思っているので、 時代に関係なく7年半ぶりの地元福岡でベルト姿をお披露目したいと思います。 (終わり) <プロフィール> 宮原健斗(みやはら けんと)1989年2月27日生まれ、福岡県福岡市出身。2008年に健介オフィスでプロレスラーデビュー。フリーランスとして全日本プロレスに参戦し、潮崎豪率いる「Xceed」に加入。2014年には全日本プロレスに正式入団。2016年2月、三冠王者の諏訪魔がアキレス腱断裂に王座返上。急遽開催された三冠ヘビー級王座決定戦でゼウスを破り史上最年少、且つ、平成生まれ初の三冠ヘビー級王座戴冠。三冠王座6回に及ぶ戴冠記録を持ち、最多通算防衛回数28回を誇る。2024年1月より全日本プロレスの選手会長に就任した。
取材・文/大楽聡詞 編集/黒澤浩美