ついに販売開始「アップル・ビジョン・プロ」雨の中、開店前から待つ人も ABCテレビの記者が早速体験
アメリカIT大手企業「アップル」初のゴーグル型端末「アップル・ビジョン・プロ」の販売が28日、日本国内で始まりました。一体どんな機能が搭載されているのか、Apple 心斎橋店で実際に記者が体験しました。
この機能でこの価格は安い!世界が変わる スマホもパソコンも入らなくなる時代がそこまで来てる?
「アップル・ビジョン・プロ」は現実空間と仮想空間を融合させた複合現実(MR)を体感できるデバイスです。 カメラやセンサーを活用することで、現実世界に投影された仮想世界のオブジェクトを360度あらゆる角度から見たり触れて操作したりすることができます。 まずは「アップル・ビジョン・プロ」を実際につけてみるとーー。 (小原隆史記者)「結構重量がありますよ。ただのゴーグルではなく精密機器をつけてる感じですね。中にいろいろ入っていそう」
実はこのゴーグル、中にコンピューターが内蔵されていて、カメラで取り込んだ現実空間の映像にアプリやパソコン画面などを表示させることができます。 操作は12のカメラや5つのセンサーなどが装着者の動きを認識し、目や手の動き、音声で行います。
例えば写真を拡大する際、両手の人差し指と親指をつまみ腕を動かしてみると。 (小原隆史記者)「うわー!はいはい!今めちゃくちゃ写真がでかくなりました」 簡単な指の動きで感覚的に操作することができます。 さらに、現実空間から別の空間へと映像を切り替えた際、現実空間で声の聞こえるほうに目線を動かすと。
(小原記者)「(スタッフ)に集中して見るとスタッフさんが浮かび上がってくるんですよ」 「没入していてもお母さんとかが声をかけてくれたらお母さんと会話できるんですねやばいです、これ」 なんと現実にいる相手だけを浮かび上がらせ、ゴーグルに映し出される空間に映し出してくれるんです。 他にも3Dの映像やゲームなど今までにない様々な体験ができます。
体験したお客さんはーー 「最高でした。買う気は全くなかったがいま、買う気にだんだんなってきています」 「実際に映画に出ているような感覚が得られたのでこれまで見てきた2Dの映画とか映画館で見る映画とは全然違うなと」 「本当にこれからコツコツと貯めて 社会人になるときに買いたいと思います」 実際に購入した人はーー 「これが体験できるなら安いんじゃないかなと、価値のある商品だと思う」 「高い買い物ではあるので勇気はいりましたけど、買ってよかった」
価格は59万9800円からと簡単には手が出せない金額ですが、アメリカメディアによりますと2月の発売以来高価格、ニーズが一般的ではないなど販売不振のようです。 早ければ来年末までに約24万~32万円の低価格モデルの発売を目指しているということです。
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