レッドブルの来季シートを『F1』公式の識者が考察…角田裕毅はRBで奮闘も「最終候補に入っていない」ネックはホーナー代表?|F1
「ある日は候補リストのトップだったドライバーも、次の週には状況が変わってそうではなくなっているかもしれない。もしかしたら異なるアイデアが生まれ、カルロス・サインツがリストに名を連ねることだってあるだろう」 「何しろ、このスペイン人は2022年にメルセデスのジョージ・ラッセルがブラジルで勝利して以来、レッドブルの連勝を止めている唯一のドライバーだ。彼も候補の一人であることは現時点で間違いではないが、2015年に(当時トロロッソ)コンビを組んでいたフェルスタッペンと再びペアになることが良いアイデアなのかどうか不明瞭だ」 そしてRBで存在感を示している角田裕毅もトピックの一つだと強調した。 「角田はどうだろう。RBで正しく、好調ぶりを見せている。オーストラリアでは7位に食い込むなど、センセーショナルな走りを見せていた。前回、日本のホームレースでもプレッシャーを跳ね除けてポイントを獲得したのも、見事だった」
ただしバレット氏は「情報筋によると少なくとも、彼はレッドブルのセカンドシート候補者として、最終候補に入っていないという。私は角田が来年もRBのシートを維持するのに十分な努力をしていると理解している」と、角田はレッドブル昇格の可能性が低く、このままRBに乗り続けるシナリオが現実的だと分析している。 「現状ではホーナー代表はチェコ(ペレス)について“彼を優先するのが妥当”との姿勢を崩していない。チーム内でも称賛を得ているし、それが結果的にレッドブル内部でも残留を推す声が多いという」 「スターのリカルドが輝きを失っているとはいえ、まだリカルドの可能性も排除されていないとのことだ。一時はフェルナンド・アロンソがレッドブルに行くのではとのうわさもあったが、彼はアストンマーティンと新たな契約を結んだため、当然ながら候補からは除外された」 「一方でフェルスタッペンは2028年まで契約を結んでいるが、契約解除条項により、もっと早く離脱するという可能性もゼロではない。もちろん彼が去るようなことになれば、レッドブルはドライバーラインナップについて完全に見直す必要がある。少なくとも現時点で彼は、契約期間満了まで走ることを前提に、取り組みを見せている」
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