レッドブルの来季シートを『F1』公式の識者が考察…角田裕毅はRBで奮闘も「最終候補に入っていない」ネックはホーナー代表?|F1
そして今季RBにおいて、角田裕毅とリカルドの当該成績で、明暗がはっきり分かれている現状も強調した。 「リカルドが不調だから、その決断が難しくなっている?……ええ、その通りです。実際に今のところ、リカルドが望んでいたシーズンのスタートではなかった。オーストラリア人ドライバーはRBに慣れるのに苦労しており、チームメイトの角田裕毅に負け続けている」 「予選ではここまで直接対決で0-4と劣勢にある。開幕4戦でリカルドはポイントを手にできていないが、角田は同じ4戦に挑んで、そのうち2レースで入賞を果たした」 日本GP決勝のオープニングラップではリカルドがアレクサンダー・アルボンと接触。スタート直後に姿を消した。 レース後にレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は「ダニエルはビッグボーイだよ。彼とは長らく一緒に仕事をしていたし、物事がどのように機能するかを知っている。ダニエルは引き続きできる限りのことをして、結果を残せばいい。そうすれば自然とスマイルも戻るだろう。彼のチームメイト(角田)は素晴らしい仕事をしているし、当然それはダニエルにとってプレッシャーになるだろう。それでも私は彼のことをよく知っている。きっと立ち直ってくれるはずだ」と長年ともに仕事したリカルドに対し、フォローのコメントを発していたという。
ホーナー代表の言葉を踏まえ、バレット氏は「確かにリカルドは現時点でレッドブルとして何らプラスにもなっていない」とレッドブルグループの現状についてこう記した。 「ペレスや角田が輝いているとき、調子が悪くなるのは彼にとって理想的ではないだろう。レッドブルは不振のドライバーについて、シーズン途中で契約を打ち切るようなことを過去に何度もやってきた」 「では、レッドブルは誰をそのシートに座らせたいのだろうか。契約書にサインが書かれるまで、正確な答えは皆無と言える。明確な最有力候補がいないため、現時点では不明としか言わざるを得ない」 「ドライバーマーケットの決定は、白か黒かで決まるようなことはない。チーム代表も人間だし、何か異なる後押しだったり、状況の変化に反応して決断に至ることもある」
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