「今回のオリンピックのハイライトになる」ジョン・レノンが争いを止めた ビーチバレー決勝で口論の選手らを音楽の力で笑顔に
◇パリオリンピック2024 ビーチバレー女子決勝(大会15日目=日本時間10日 エッフェル塔競技場) 【画像】ビーチバレー女子日本代表は2004年アテネ五輪以来の勝利 喜び抱き合う長谷川暁子・石井美樹ペア ビーチバレー決勝でイエローカードが出るほど深刻な口論が発生しましたが、DJの機転で選手らを笑顔に変えました。 ブラジルペアとカナダペアの決勝での一幕。試合は3セットマッチで1セットずつを取る接戦の場面。両選手があるプレーに対して、ネットをはさんで口論を始めます。審判が間に入り、何度も笛を吹いたり、声かけをして選手をなだめようとしますが収まらずしばらく口論が続きます。最終的にイエローカードが出され不穏な空気が会場内に流れます。 すると、普段はアップテンポなミュージックが流れるビーチバレーの会場ですが、DJがジョン・レノンさんの「イマジン」の楽曲を流します。この曲はラブ&ピースを訴え続けたジョン・レノンさんの思いが込められ後世に伝えられる名曲です。 会場のいたる所で自然と合唱が生まれ、両選手の表情もくもった顔から笑顔に変わります。選手は拍手でDJを称賛すると、落ち着きを取り戻し、会場は再び熱戦へと戻りました。 SNSでは「DJのファインプレイ」「こんな場面にもイマジン効果が。だから音楽が好き」「これ今回のオリンピックのハイライトになるよね」と称賛の声が寄せられました。