「エジプトでは普通、逆なんです」エジプト人と国際結婚した日本人ベリーダンサーが語る、生活してわかった“カルチャーギャップ”
〈「むすこが娼婦と結婚したなんて知ったら…」エジプト人と国際結婚したベリーダンサーHANAが明かす、エジプトの知られざる現状〉 から続く 【画像】セクシー過ぎる…大胆な格好でベリーダンスを踊るHANAさんを見る 2014年にエジプト人のモスタファさんと結婚したベリーダンサーのHANAさん。ベリーダンスの修行先であるエジプトで出会い、現在は夫婦で日本に暮らす。今回はHANAさんに、国際結婚の難しさやエジプトの知られざる現状、ベリーダンサーという職業についてなど、話を聞いた。(全3回の3回目/ 最初 から読む) ◆◆◆
音楽の教員をやめてポールダンス、そしてベリーダンスへ
――ベリーダンスをされているときのHANAさんは本当にきらびやかで。 HANAさん(以降、HANA) でも、基本的にメイクが好きじゃないんで、普段はほとんどすっぴんです。私、仕事じゃない日は本当にクズなんで(笑)。 エジプトでは普通、逆じゃなきゃいけないんですよ。外に行くときは質素に、お家にいるときはセクシーな下着をつけて香水をつけてメイクして、っていうのが女性のたしなみ、みたいな。 ――どっちでも自分の好きにしたいですけど……。 HANA 私もそんなの全然守ってないですよ。だからうちの旦那さんは私のくすんだ姿しか見てないです(笑)。 ――HANAさんがベリーダンサーになったきっかけは? HANA 音大を出て小学校の教員をやっていたんですけど、まったく合っていなくて、ずっと辞めたいと思っていたんです。 それで教員を辞めて、昔からの夢だったR&Bシンガーになるためにオーディションを受けたりしてたんですけど、落ち続けてしまって。で、どうしようかなと思っている時にポールダンスに出会って、わりとすぐ軌道に乗ったんです。 ――ベリーダンサーの前はポールダンサーをされていたんですね。 HANA そうです。でも、ポールダンスをはじめた1年後くらいに肩を脱臼しちゃって、「どうしよう。何でもいいからとりあえず他のいいダンスない?」って知り合いに聞いたら、「ベリーダンスなんかいいんじゃない?」と。 で、ベリーダンスが何なのかも分からないまま、「とにかく稼がなくちゃだからそれでいい!」と、見切り発車ではじめたんです。 ――食い扶持のためにたまたまはじめたのがベリーダンスだったと。 HANA 夢がないですよね。だから最初は嫌々でしたし、「つまんな~い」って思いながらやってました(笑)。 でも、普通はレストランショーとかで見て、「ベリーダンス素敵」となってはじめる人が多いです。