ソフトバンク 筑後事業推進部・山坂紗さん「一緒に喜びを分かち合いたい」
今年のタマスタ筑後でもさまざまな企画が行われた。仕掛け人の一人が筑後事業推進部の山坂紗(さや)さん(30)だ。「筑後だからできることは何だろう。ハードルが高いことでも」とファンを盛り上げるアイデアを日々考えている。 場内アナウンス係を目指していたが縁がなく、アルバイトとして17年からタマスタ筑後で勤務。19年から社員として活動している。今季のハイライトは9月14、15日に初開催された「4軍遠征応援ツアー」だ。斉藤和巳4軍監督(47)が春季キャンプのサイン会で「ビジターにも応援に来て」という呼びかけをヒントに企画した。九州アジアリーグ・火の国との試合があった山鹿市民球場で試合前の練習見学や指揮官との写真撮影会など2日で40人のファンが参加して盛り上がった。「やって良かったと実感しています。来年は3軍、2軍でもできれば」と思い描いた。 23年のファーム優勝は本拠地だった。試合展開を見ながら観客席にクラッカーを配って歓喜の瞬間を迎えたのが思い出になっている。「来年もファンを増やして一緒に喜びを分かち合いたい」と目を輝かせた。 ◇山坂 紗(やまさか・さや)1994年(平6)11月4日生まれ、福岡県久留米市出身の30歳。久留米商では野球部のマネジャーを務める。17年からタマスタ筑後勤務。