イタリア代表指揮官スパレッティ「1つのエピソードで全てが台無しになる」イスラエルとの対戦へ警戒を緩めず…厳戒態勢に嘆きも「カルチョとは喜び。こんな雰囲気じゃない」 | UEFAネーションズリーグ
【欧州・海外サッカー ニュース】イタリア代表監督のルチアーノ・スパレッティが、日本時間15日のUEFAネーションズリーグリーグAグループ2第4節イタリア対イスラエル戦の前日会見に出席し、意気込みなどを語った。 【動画】イタリアが2点先取もまさかの展開に!イタリア×ベルギー
日本時間11日に行われたベルギー戦において、2点をリードしていた40分に退場者を出し、その後、同点に追いつかれて2-2と引き分けたイタリア。それでも3試合を終えて2勝1分の成績で首位をキープし、15日、最下位イスラエルとの対戦へ挑む。 イタリア代表指揮官ルチアーノ・スパレッティは、記者会見に出席すると、GKグリエルモ・ヴィカーリオの出場を予告したほか、次戦へ警戒を強めた。 「明日はヴィカーリオが出場する。チームは、努力して汗を流し、自己犠牲の精神とこのユニフォームへの愛着を示してトレーニングに取り組んでいる。これまでに見せた良いところを、再び見せる必要があるが、簡単ではない。(ベルギー戦)われが直面したように、1つのエピソードで全てが台無しになってしまうことがあるからね。常に学ぶことがある」 「イスラエルは良いチームであり、秩序とバランスをもってプレーする必要があるだろう。イスラエルの選手は全員把握している。強い選手が2人ほどいるが、動画で全て研究もした。カルチョができるチームで、攻撃において優れたパフォーマンスで脅威となる。前回の対戦と同様に難しい試合になるだろう」 「イスラエルは、前回の対戦やフランス戦のような姿勢にはならないはずなので、チームが試合の主導権を握れるよう願っている。引いてブロックで守る時もあれば、ボールを奪いに来る時もあるだろう。その瞬間を理解する必要がある。われわれは、クオリティのあるプレーと、各ポジションの間の正確性が求められる」 スパレッティは、自身がかつて指揮を執ったウディネでの試合を喜ぶ一方、対戦相手のイスラエルを巡る状況から厳戒態勢の警備が敷かれた中での戦いを嘆いた。 「キャリアの中で、ここで過ごせたことは幸運でしかない。ウディネへ戻ってきたことをうれしく思っている。だが、もっと良い状況でこの夜を迎えたかった。カルチョとは喜びであり、こんな雰囲気ではない。早くあの地域に平和が訪れることを願っている」 アッズーリの指揮官は、イタリア国営放送『Rai』のインタビューにおいても、「私は、戦争を望んでいないイスラエル人が多くいるはずだと思っている。1人でも多くの人を説得できるよう、試合へ臨みたい」と平和を訴えた。 試合情報 イタリア vs イスラエル : リーグAグループ2 第4節 試合時間:2024年10月15日(火)日本時間3:45 会場:ブルーエナジースタジアム
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