ギニア代表でもハットトリックと止まらず W杯出場へのカギ握る現アフリカ最高クラスのストライカー
エチオピア戦でハットトリックの活躍
厳しいアフリカ予選を勝ち抜き、初のワールドカップ出場に届くだろうか。ギニア代表の期待を背負うのは、ドルトムントで得点を量産するFWセール・ギラシだ。 ギラシは昨季シュツットガルトのエースとしてブンデスリーガで28ゴールを挙げ、今夏ドルトムントに移籍。そこでも勢いは止まらず、今季早くもリーグ戦で3ゴール、チャンピオンズリーグでも3ゴールと得点を奪い続けている。 ギラシは世代別フランス代表でプレイしてきたが、A代表はギニアを選択。2022年に26歳でギニア代表デビューを果たした。 現在アフリカではアフリカ・ネイションズカップの予選が行われているが、ギラシは12日に行われたエチオピア戦でハットトリックを達成。チームの4-1勝利に貢献した。 ギニアではリヴァプールなどでプレイしたMFナビ・ケイタのキャリアが停滞しているのが残念だが、何とかワールドカップ出場権を勝ち取りたい。これまで1度も本大会に出場したことはないが、2026年大会よりアフリカの出場枠は9.5に拡大している。 アフリカ予選でギニアはグループGに入っており、ここまで2勝2敗で4位だ。このグループには近年躍進しているアルジェリア代表が同居していて、アルジェリアが3勝1敗で首位を走っている。アフリカ予選は各グループの首位チームのみワールドカップ出場権を獲得するレギュレーションになっているが、各組2位のうち成績上位4チームはプレイオフに回れる。そこで勝ち上がれば、大陸間プレイオフへの挑戦権が得られるのだ。 現時点でギニアがアルジェリアを超えるのは簡単ではないが、2位のモザンビーク、3位のボツワナは捕まえられるかもしれない。全てはギラシにかかっている。
構成/ザ・ワールド編集部