【立川競輪 G3鳳凰賞典レース優勝報告会】石井寛子 Vゴール後はまさかの「下向いて顔隠した」
大阪・関西万博協賛、立川競輪開設73周年記念G3「鳳凰賞典レース」(優勝賞金522万円)はきょう、6日に3日目が行われた。場内では石井寛子(38=東京・104期)が昨年12月29日に行われたガールズグランプリの優勝報告会を行った。 2度目のティアラから8日後、地元ファンの前に立った石井。ファンから“ヒロコ~!”という声援が飛ぶと笑顔で手を振って応えた。改めて感動のレースを振り返り、「(最終バック2番手で)落ち着いて冷静になり1年間戦ってきたことを、あの100メートルくらいで思い出した。4コーナーからは24年の中で1番踏めたかな」としみじみ。 ゴール後、下を向き勝利に浸っていたような姿については「優勝したと分かったけど、レース後は息が上がっているし、どんな顔をしていいか分からなかった。下を向いて顔を隠してしまいました。でも、いろんなところに写真が出ていたし、顔を隠して良かった(笑い)」と笑いながら真相を明かした。 今回は7年前の平塚とは違い、涙はなく喜び爆発という様子ではなかった。「今回の優勝は私1人ではできなかった。みんなに支えてもらって、自分はこの体を代表しての優勝。みんなの優勝だと思っている。みんなに優勝を喜んでもらえたのが嬉しい」と改めてファンに感謝した。 次なる目標は“80歳までガールズGP出場”と宣言していたレジェンド。「周りやテレビで見る80歳の方を勉強しています」と言い場内を沸かせた。長期の目標を達成するためにも、目の前の一戦は大事。25年初戦は11~13日のホームバンク京王閣でのミッドナイト。「そこに向けて猛練習中です。25年も応援してください。たくさん応援してもらえるように頑張ります」と力強かった。今年も、そしてその先も、ガールズケイリンの先頭を走り続ける。